2023年8月14日月曜日

3340VCO Ver.1.1 追加情報 '23夏コミケ頒布分

訂正


解説冊子に誤りがありましたので訂正します。

3340VCOとは

基音がC3(真ん中のC)の場合Eは329.6Hz、Ebは311.1Hz、わずか16Hz程度の違いです。
基音がC3(真ん中のC)の場合Eは329.6Hz、Ebは311.1Hz、わずか18Hz程度の違いです。

調整 2.

CV=1V 220Hz以上の場合はSCALE_ADJ(RV5)を左、220Hz以上の場合は右に回して出力が220Hz付近になるように調整。

CV=1V 220Hz以上の場合はSCALE_ADJ(RV5)を左、220Hz以下の場合は右に回して出力が220Hz付近になるように調整。

3340VCO Ver.1.1 部品表(基板外)

ステレオミニジャック    4

モノラルミニジャック    4

※ステレオミニジャックでもRingをオープンにすれば使用できます。

基板実装例


R15(220kΩ)はピンソケットを使って抵抗値を変えられるように実装しています。この抵抗値を大きくすると発振周波数が低くなり、小さくすると発振周波数が高くなります。

パネル加工図(ご参考)


コミケで展示したモジュールのパネル寸法図です。


PDFファイル(実寸)

外付けの3.5mmモノジャックはマル信無線MJ-355、3接点ロータリースイッチは

秋月で販売されているもの(26mm径)を使用される場合はパネル幅と穴位置を調整してください。

パネル取付のヒント


基板上の可変抵抗、ロータリースイッチの配置の関係で、そのままパネルに取り付けると安定しないと思います。その場合、ボリューム用ナット(M7薄型)を別に用意してパネルの裏側にスペーサーとして入れると良いと思います。

ボリューム用ナットはAmazonなどで販売されています。





2023年8月9日水曜日

'23夏コミ8月13日(日)西か-19a AS3340VCO基板セットを頒布します。

 2023年8月13日(日) 西地区 か-19a 「電磁工廠」でAS3340を使ったVCO基板を頒布します。AS3340の実験用基板と5接点ロータリースイッチ、解説冊子のセットです。

友達のスペースにお邪魔させていただきます。どうぞお立ち寄りくださいませ。




2023年7月7日金曜日

ERK01-Portable 持ち運び用ユーロラックケースの製作

電子工作の例会で自作シンセのデモをするために、持ち運び用のユーロラック・ケースを製作しました。

コンパクトにするためHP84、1段です。最小限のモジュールしか積めません。堅牢性を確保するため、15㎜厚の合板を使用し、操作パネル面には蓋を設けました。



使用部材

ケース


品名 メーカー 型番等 個数
フロントレール タカチ FFR-43N 2
バーナット タカチ BN43-M3 2
ラワン合板 450x300x15 2
ラワン合板 910x450x2.5 1
鬼目ナットM4 4
鬼目ナットM3 6
取っ手 ギターケース補修用 1
パッチン錠 トラスコ P-24 4
ワトコオイル ワトコ ナチュラル 200mL 1

ケースの部材費は1万円弱です。

電源


品名 メーカー 型番等 個数
ERK_PSU 自作 1
ERK_PSU_EXT 自作 2
トロイダルトランス RS-PRO 2x15VAC/30VA 671-9072 1
トランス保護シート RS-PRO 671-9214 2
トランス取付金具 RS-PRO 671-9208 1
鬼目ナット M6 1
トラスねじ M6x40mm 1

フロントパネル


品名 メーカー 型番等 個数
Eurorackパネル 自作 5HP 1
AC100V用白色LED OptoSupply OSWW425111A-PPW 1
トグル・スイッチ 2P ミヤマ MS-500-K-B 1
ミニ・ヒューズ・ケース 1
ミニ・ヒューズ 125V/0.5A 1
ケーブル中継カプラー エーモン 250型 1

ケース


レールはタカチFFR-43Nを使用ました。84HPです。バーナットはねじ穴がM3のものにします。木材はラワン合板15mm厚です。450mmX300mmのものを2枚使用しました。


木工用ボンドで組み立てます。コーナークランプを使用していますが、圧がかからないので直角出しのガイドの役目です。同時にハタガネを使って圧を掛けました。木工用ボンドは接着時に圧をかけないと強度が得られません。


底板を接着する前にトランス固定用の鬼目ナットを打ち込みます。使用したのは六角ナットで木材にねじ込むタイプです。トランス固定用のねじはM6 40mmのトラスねじを使用しました。



板が厚すぎてFFR-43N付属のビスが届きませんでした9mmの皿取錐でダボ穴を開けました。




本体上部を接着する際は、フロントレールにブランクパネルなどを取り付けガイドにします。


本体下部は、コーナークランプで直角を出します。木材のみだと直角の’精度が出せず、後で組み合わせたときにはまらなかったり、ずれたりして困ることになります。


蓋部の枠の接着もコーナークランプとハタガネを併用しました。


本体上部と下部は分解できるようにM5の鬼目ナットとトラスねじを使用しました。



蓋の木枠に2.5mm厚の合板を接着します。


電源基板は3mmのタッピングビスとM3/5mm高の中空スペーサで板に取り付けました。


全体に紙やすりで研磨、面取りしたあと、ワトコ・オイル ナチュラルの2度塗りです。200ml缶で足りました。見栄え的にはニスを使いたかったのですが、時間がなく失敗したくなかったのでワトコです。ワトコは初心者にやさしい。


本体下部に取り付けたトランスと、レールに取り付けた電源パネル間の電線を中継カプラーで分離できるようにしました。車載で使われる250型です。


背面は2.5mm厚のラワン合板をM3の鬼目ナットとねじで固定しています。6か所止めています。

取っ手とパッチン錠を取り付け


電源部


電源はERK-PSU。±12V/+5V出力です。トランスはRS-PROの2x15VAC/30VA(RS品番671-9072)です。+5Vは1A、±12Vは600mA出力できます(+5Vと+12Vの合計は1A以下)。84HPなので十分な容量でしょう。


回路図

電源周りの配線


自転車に積載

メモ

・15㎜厚は厚すぎたかも。12㎜厚でも良さそう。
・パッチン錠の位置決めが難しい。少しガタついてしまった。
・電源パネルはアクリルだと柔らかすぎて扱いづらい。
・次回塗装はニスにしたい。