2020年6月21日日曜日

オペアンプ・チェッカーの構想(Analog Discovery 2利用)

AliExpressでTL072とNE5532を購入したのですが、どうやらパチもんのようです。

AnalogDiscovery2と以前製作したオペアンプ・チェッカーを使って周波数特性を測定しました。


TL072CP(正規品)

TL072CP(AliExpressで購入)

NE5532P(正規品)

NE5532P(AliExpressで購入)

帯域が随分異なりますが、OPAMPとして動作しています。それぞれ10個ずつで送料込みで200円程度でした。パチもんだとしても国際郵便で送って採算取れるんでしょうか?なんとも不思議な感じです。

ルーペで見ないとわかりませんが、AliExpressで購入したものは、刻印がレーザーではなく潰れ気味のプリントです。

AnalogDiscovery2を利用すると比較的かんたんにOPAMPの特性が測定できます。それでも電源を用意したり、プローブを接続したり、セットアップにそれなりに手間がかかるので、BNCアダプターやインピーダンスアナライザ基板のように、AD2のソケットに直接接続できる基板を製作しようと思います。

だいたいこんなこんな感じです。


回路図

回路はいたってシンプルで2回路入りのOPAMPの片チャンネルを反転増幅回路、片チャンネルを非反転増幅回路とします。抵抗はピンソケットを使って差し替え可能とします。電源のV-を0Vとすれば単電源での測定もできると思います。

シミュレーションのようす


AC解析

過渡解析

過渡解析(単電源)


メモ:

AnalogDiscovery2の電源は最大±5Vなので、もう少し電源電圧を上げられるように外部電源も使えるようにするかもしれません。