2016年6月18日土曜日

Tube Screamer 808をシミュレーションしてみる。

Google+の電子工作部でTubeSceamerというエフェクタの回路を教えてもらったのでLTSpiceでシミュレーションしてみた。

回路図

Driveと書いてあるところがダイオードを使ったリミッターで、R5:{Rdrive}の値とR6の値で増幅率を決め、D1/D2のダイオードで増幅しすぎた電圧をクリップするのでダイオードの特性で歪む。

Toneと書いてあるところは
増幅率 = (1 + ((R9 + R10) / R12) = 21倍 
の非反転増幅回路で(R9+R10)の途中のC7で高周波数をGNDに逃がしてLPFの働きをする。

過渡解析(drive)

R5:{Rdrive}の値を変化させてみた。


±20mVの正弦波を入力して歪み方を見てみた。R5:{Rdrive}の値を上げると歪みだすが、なかなかおもしろい歪み方をする。この定数だと矩形波近くまでガチガチに歪むことはないようだ。

過渡解析(tone)

R9/R10の値を変化させてみた



BOSS OD-1


ダイオードを1本追加するとOD-1の歪み方になるそうなのでこれもシミュレーション。

回路図

<追記:2016.06.21>

OD-1の回路図を見たら、Driveの回路の3本目のダイオードは並列ではなくて、直列に入れるようです。並列だと非対称にならないか(^q^;

</追記>

追加するダイオードの方向はよくわからないが、1kHzの正弦波の入力ではどちらでも大差ないようす。

過渡解析(dirve)


過渡解析(tone)


メモ:


1kHzの正弦波のシミュレーションではよくわからないが、このヘンテコな歪み方はリアルタイムにデジタル処理して再現するのはなかなか難しいのではないだろうか。

ギターは弾けないので(弾けないわけではなくて偉そうなこと言えない)、ギターのエフェクタとして評価はできないが、ダイオードを使ったリミッタの歪はなかなかおもしろそうな気がする。