入出力にRCAジャックを使っていましたが、ロックタイトを使ってもゆるゆるでプラグの抜き差しが不安です。いきなり音がでなくなることもあります。
RCAは、据え置きオーディオなどずっとつないでいる場合はそれなりに信頼性が高いと思いますが、頻繁に抜き差しする音楽機材としての用途には不向きなのかもしれません。
ギターやキーボードなどでは6.3φのプラグが標準ですが、MIX0401の筐体に収めるには少し大きすぎます。
今やモジュラーシンセの標準と言ってもいい、DoepferのEurorackは基本的に3.5φのミニジャック/プラグを使っています。これを踏襲してMIX0401も3.5φのミニジャックを使うことにしました。
基板を剥がして、既存のジャックを取り外し、ミニジャックを取り付け
配線後、基板を両面テープでPOTの裏に貼り付け
ミニジャックに変更したバックパネル
RCAジャックのゆるみ止めのロックタイト243をつかっていたので、取り外しに苦労しました。一応「中強度」となっていますがそうは簡単にはナットが回りません。
ソケットレンチやらモンキーレンチやらラジオペンチやらいろいろ使って無理やり取り外したので、ケースが傷だらけになってしまいました。
3.5φのケーブルを何本か作らないといけないのですが、年末年始で部品屋さんの通販がお休みなので、本格的なテストは年明け以降になります。
ずっと前に作った「ミニ・ミキサー」にDASS01やKIK01をつないでみると、なんと気になるノイズなく動作しました。
プラケースなのに不思議なものです。もしかするとプラの方がケースへの接地がややこしくなくていいのかも?
とりあえず、これでMIDI_CV_CONVの実験をしたいと思います。
非反転増幅回路の増幅率を決めるPOTの配線
回路図
回路図のIC2A周りの非反転増幅回路で、JP2につないだPOT(レオスタット)で増幅率を可変するようにしていますが、このつなぎ方は良くないそうです。
上図の「1) NG」の接続だとR2のワイパーの接触部分に電流が流れるため、経年変化による劣化に弱いようです。←確かにガリが目立つ気もします。
「2) OK」のように接続するとワイパーに電流が流れないため(オペアンプの入力はインピーダンスが高い)、接触抵抗が無視できます。
「2) OK」の場合は、R3のワイパーを左いっぱいに回すと増幅率が無限大になり(Av = R3 / 0)、出力がクリップして出力振幅いっぱいの矩形波になってしまうので、入力抵抗を入れる必要がありますが。
もしMIX0401を参考にされる場合はご注意ください。
上記については「新・低周波/高周波回路設計マニュアル」で取り上げられています。
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