2017年1月25日水曜日

1.0uFフィルムコンデンサ比較

1uFのフィルムコンデンサをDER EE/DE-5000で測定してみた。


左から

AudioPhiler MKP 1.0uF \62@共立Digit
400Vと高耐圧。サイズがでかい。

TDK MKT 1.0uF \50@aitendo
あんまり見かけないが、TDK製らしい。

WIMA MKS 1.0uF \130@共立
オーディオ用によく使われる。ドイツ製で高い。

Capacitance(nF)



Frequency WIMA #1 WIMA #2 TDK #1 TDK #2 Audiophiler
100 1021.1 1027.7 1054.4 1040.6 989
120 1021.4 1027.7 1054.2 1040.7 989
1000 1017.3 1023.1 1049.9 1036.7 988.4
10000 1007.5 1013.4 1040 1028.2 987.6
100000 943.9 949.5 974.2 964.3 955.8


AudioPhilerが、100kHzでのキャパシタンスの落ち方が少ない。WIMAとTDKはカーブが似ている。

Tan D



Frequency WIMA #1 WIMA #2 TDK #1 TDK #2 Audiophiler
100 0.001 0.001 0 0.001 0
120 0.001 0.001 0.001 0.001 0
1000 0.004 0.004 0.003 0.003 0
10000 0.011 0.01 0.009 0.008 0
100000 0.039 0.04 0.022 0.023 0.006


誘電正接はAudioPhilerが良い。100kHzではWIMAよりTDKの方が良い。

ESR(Ω)



Frequency WIMA #1 WIMA #2 TDK #1 TDK #2 Audiophiler
100 2.3 1.7 1.4 1.8 0.7
120 2.1 1.9 1.5 1.8 0.7
1000 0.68 0.64 0.59 0.53 0.01
10000 0.18 0.17 0.14 0.13 0
100000 0.06 0.06 0.03 0.03 0.01


ESRもAudioPhilerが良い。WIMAとTDKは同程度。

AudioPhilerはスペックは一番良いが、サイズがでかいので据え置き用かな?

TDKもWIMAよりスペックが若干良かった。サイズはWIMAと変わらないし値段も安い。スペックが良いからと言って高音質とは限らないが、使いでがありそう。

2 件のコメント:

  1. AudioPhiler スペックは一番良い=× 高圧用はすべてそんなもんです
    WIMAとTDKも高圧用で比較すべきです

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  2. ご指摘ありがとうございます。高圧用はTanDやESRが良いのですね。パワーアンプや真空管アンプに使いでがありそうですね。

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