負荷は+9V出力に100ΩのRを3本並列(≒33Ω)/約273mA、-9Vに100ΩのR/約-90mAをつないだ。
測定結果
+9V電圧: +8.97V-9V電圧: -8.06V→-8.02V
電源電流: 425mA(自作の電流計で測定)
負側の電圧は10分程度計測して徐々に低下。
LT1054の表面温度
877秒で54.7℃程度まで上昇。サーミスタを固定していたカプトンテープが剥がれてサーミスタが浮いてしまったので測定中止(^q^;
7809の表面温度
866秒で49.8℃程度まで上昇。
Google+の電子工作部で教えてもらって、秋月の10mm幅のカプトンテープにしたらaitendoのものより素子に固定しやすくなったが、素子が発熱すると粘着力が弱くなるのか剥がれてしまうことが多い。もうちょっと幅広のものをハサミでちょきちょきカットして使うとか2枚重ねてガバッと覆った方がいいかな??あんまり大きくカバーしてしまうと熱がこもってしまうので痛し痒しですが。
出力波形(オシロのAC結合で測定)
ch1:+9V出力 ch2:-9V出力
ブレッドボードで実験した時(参考:「LT1054を使った±9V電源」)より電圧変動は少なくなっているが、スパイクノイズが増えているようだ。波形も逆な感じだし、ACアダプタを電源タップに挿している向きが逆なのか??←今日はもう測定環境を作るのがめんどくさいのでそのうち調べるかも?
ベースマシンに接続
ベースマシンにつないでみた。
右下が今回作製したLT1054電源。ACアダプタから+12Vを入力して±9Vを出力し、右上の5V/3.3V/±2.5V安定化電源に入力している。
ベースマシンを動作させて5V/3.3V/±2.5V安定化電源基板上の電圧を測定してみた。
+9V電圧: +9.01V
-9V電圧: -8.56V
+5V電圧: +5.12V
+3.3V電圧: +3.33V
+2.5V電圧: +2.56V
電源電流: 296~310mA
5V/3.3V/±2.5V安定化電源の電源スイッチをOFFにした場合、電源電流20mAとなった。
電源波形
ベースマシンを動作させた状態で、5V/3.3V/±2.5V安定化電源上の±9V出力をAC結合してオシロで測定してみた。
ch1:+9V ch2:-9V
スパイク状のデジタルノイズは乗っているが(電源の出力先がデジタル回路なのでしかたがないと思う)、電圧変動はあまりなさそうなのでこれで使っていくつもり。
メモ:
LT1054は400円@秋月と結構値段が高い。LT1054の製造元のLinear TechnologyはAnalog Devicesに買収されたようだが、ニュース記事を読んでみると「営業利益率4割を超える超優良企業」とあって割高なんだと思う。
同じ負電圧を作り出すNJU7660(2個で140円@秋月)もかんたんにテストしてみたがうまく動かせなかった。
どうしても単電源から負電源を作り出す必要があるならかんたんに動かせるLT1054は有用だが、ノイズや出力電流を考えると、安いACアダプタを2個使って正負の3端子レギュレータで安定化して使ったほうがコストパフォーマンスは高いと思う。
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