三端子レギュレータの単体テスト
三端子レギュレータは何回か使ったことがあるが、今回使うロードロップタイプは初めてなので
またまた単体でテスト
TLV1117というやつで、SOTだが2.30mmピッチなのでユニバーサル基板にも実装可能
ということでこれにした
が、さすがにブレッドボードにさせない(^q^;
他のIC用に買っておいた28Pinの変換基板があったのでちょっともったいないけど
これを使った
この間、I2CのLCDのキットで初めてSOTのはんだ付けをしたが
ブリッジしまくって痛い目にあったので
いつも使っているのより1サイズ小さいハンダゴテの小手先(ハッコーの2Cというタイプ)と
フラックスを仕入れて使ってみた
PINが1コとばしなので楽なはずだが、やっぱりあんまり綺麗には仕上がらなかった。
使いたくてもDIPじゃ出てない素子も結構あるので、SOTのハンダ付けも慣れるしかないなあ
後から考えたら普通のユニバーサル基板の切れ端にハンダ付けすればよかったかな
まあいいや(^q^;
テスト回路
TLV1117のDATA SHEETのアプリケーション・ノートにしたがって
IN側に10uF、OUT側に100uFの電解コンデンサを入れた
三端子レギュレータの作例ではよく0.1uFの積セラを入れてあるんで
実装するときはこいつにもおまじないで並列で入れておくか
220Ωの負荷で
負荷のRの両端の電圧 4.98Vとなった。負荷に流れてる電流は
レギュレーターのINに流れ込む電流 27.5mA
4.98[V] / 220[Ω] = 大体22.6[mA]
100Ωの負荷にすると9V電池の出力が安定しなくなったので
単3×8の電池電源(これもヘタっていて9Vぐらいしか出ない)で実験
負荷のRの両端の電圧 5.00V
レギュレーターのINに流れ込む電流 55.8mA
となった。同じく
5.00[V] / 100[Ω] = だいたい50[mA]
なので、(めんどくさくてDATASHEETはよく読んでないが)こんなもんで良しとしておく
GNDの電位をずらしてテスト
大体5V出るようなので、GNDの電位をシフトした回路とつないだ
9V電池の容量が足りないので負荷抵抗1kΩで実験
負荷のRの両端の電圧 4.96V
レギュレーターのINに流れ込む電流 9.80mA
この時、負電源の電圧が-7.02V、正電源の電圧が5.84Vだった。
可変レギュレーターのキットを組んでからじゃないと、これ以上のテストはムリっぽい
GNDの電位のずらし方の改良
前回(http://dad8893.blogspot.jp/2014/09/blog-post_23.html)のシミュレーションでは
GNDの電位をマイナス側に引っ張る電源を、可変レギュレーターの負側からとっていたが
ここは別にレギュレーターを通す必要がなかった。
GNDからシャントレギュレーターの間の電位差は固定なので
回路図の(A)は大もとの負電源のマイナス側から取ってくればいい
なので、大もとの負電源の電圧が2.5V以上あれば
可変後の電圧が小さくても、シミュレーションで出ていた2.5V問題は起こらない(はず)
また、TL431のデーターシートを少し読んでみたら、出力インピーダンスは0.2Ωだったので
GNDのインピーダンスはほとんどR9の値になる(はず)
なんかスッキリした(^q^
実用的な改良点はまだありそうだが、これで行けそうな気がしてきた
ハーフピッチのブレッドボードなんてさすがにないよね。
返信削除LT1009のデータシートを自分も覗いてみました。
返信削除正確な2.5Vの電位差の為だけに存在する素子なんですね。
AD変換の基準電圧を作り出すという点においてはベストかも。