2017年11月9日木曜日

DC-DCコンバーターのMinmax MAU106を使ってみる。

+5V単電源から、±5V両電源を作り出すのにMinmax MAU106を試してみた。

絶縁型なので入力と出力でGNDレベルを変えられ、出力電流は最大±100mAまでが仕様となっている。

実験用の電源は5V/3.3V安定化電源Ver.2の5V出力を使った。

負荷は100Ωの酸金を正負それぞれに入れている。(約50mA)

OSコンでデカップリング



ブレッドボード配線図

MAU106の入力側を47uFのアルミ電解でデカップリング、出力側を正負それぞれ100uFのOSコンでデカップリングしてみた。

MAU106は無負荷だと電圧が跳ね上がるそうなので、1kΩのブリーダ抵抗を入れている。5V / 1kΩ = 5mA。DATASHEETでは2mA~となっている。

出力電圧: +4.76V / -4.79V
電源電流: 172mA (自作電流計


ch1:+Vout ch2:-Vout

オシロのACモードで電圧変動を見ている。約140kHzのスパイクノイズが出ている。

出力側のデカップリングコンデンサを470uFのOSコンに変更

ch1:+Vout ch2:-Vout

ノイズの周波数が少し低くなっている(間隔が広くなっている)が、ノイズレベルは大差なし。

LC LPFでデカップリング



ブレッドボード配線図

出力に直列に10uHのインダクタを入れてみた。

100uFのOSコンとで2次LPFが構成されて高周波数が減衰される。 fc = 1 / (2 * π * √( L * C)) ≒ 5035Hzで-12dB/oct。

電源ラインに入れるのでほんとはもっと特性のよさそうなものを使ったほうがいいと思うが、持ってないのでとりあえず。

出力電圧: +4.78V / -4.75V
電源電流: 172mA (自作電流計


ch1:+Vout ch2:-Vout

入れないほうがまし(^q^;

出力側のデカップリングコンデンサを470uFのOSコンに変更

ch1:+Vout ch2:-Vout

fc = 1 / √(2 * π * (L * C)) ≒ 2323Hz

EMIフィルを入れてみる


0.1uFのEMIフィル(DDS1) を入れてみた。DATASHEETによると10MHzがよく効くようなので効果は期待できませんが。


※写真取るとき、肝心のMAU106を挿し忘れてました(^q^;

ブレッドボード配線図

出力電圧: +4.67V / -4.67V
電源電流: 172mA (自作電流計


ch1:+Vout ch2:-Vout

スパイクノイズ以外に出力が波打つように電圧変動するようになってしまった。また、電源のインピーダンスが上がるためか出力電圧も低下。

これも使わない方がまし。

出力側のデカップリングコンデンサを470uFのOSコンに変更

ch1:+Vout ch2:-Vout

メモ:


せっかく小さなパッケージの部品なので、ノイズ対策にゴテゴテ外付け部品を付けるのは気が進まない。OSコンでデカップリングしただけでも、スパイクノイズは乗るがそれ以外はまずまずきれいで、周波数も140kHz程度と可聴帯域外なので、シンプルな構成で使ったほうがよさそうな気がする。

以前、LT1054で負電源を作ったが、MAU106の方が出力波形はきれいかな?

パッケージを指で触って確認しただけだが、MAU106は熱をほとんど持たないようだ。