2017年8月18日金曜日

Dual OTA VCA 1chのみでテスト

OPAMP+PNP TrのV→I変換のテストが少し変だったので、もう一度、自作の可変電流源ユニットをNJM13600につないで実験してみた。

可変電流源ユニットでテスト


Nucleo F446の内蔵DACからノコギリ波を出力し、10kΩの負荷抵抗をつないで出力レベルを調整。

mbed Repository:
https://developer.mbed.org/users/ryood/code/Nucleo_AnalogOut_SawWave/


ch2:可変電流源ユニットの出力電圧

776.0mVp-p / 10kΩ = 77.6uAp-p

NJM13600に接続



ブレッドボード図

電源電圧: +5.00V / -4.97V


ch1:Wave入力 ch2:Wave出力

660.0mVp-pのサイン波を入力して、2.060Vp-pの振幅変調された波形が出力されている。


ch1:可変電流源ユニットに入力したエンベロープ波形 ch2:Wave出力

ch1はNucleo F446からの出力で、可変電流源ユニットでレベル調整後、電圧→電流変換している。可変電流源ユニットの出力電流は上の通り77.6uAp-p。


ch1:NJM13600のPin1(AMP BIAS INPUT A)の電位 ch2:Wave出力

NJM13600のAMP BIAS INPUTは電流入力なので電位の波形は歪になっている。

OPAMP+PNP Trの電圧→電流回路でテスト


回路図


OPAMP+PNP Trの電圧→電流回路のみで、Nucleo F446の内蔵DACからノコギリ波を出力し、10kΩの負荷抵抗をつないで出力レベルを調整。

ブレッドボード図

負荷をPNP Tr(T1)とGNDの間に入れた場合

ch1:エンベロープの入力電圧 ch2:ブレッドボード図のVOUTの電位

332mVp-p / 10kΩ = 33.2uAp-p

T1のコレクタより、GNDの方が電位が高いので反転した波形になっている。

負荷をPNP Tr(T1)とVEEの間に入れた場合

ch1:エンベロープの入力電圧 ch2:ブレッドボード図のVOUTの電位

GNDから見た電位。下がVEE(約-5V)からの波形になっている。

NJM13600に接続



ブレッドボード図

電源電圧: +5.00V / -4.97V


ch1:Wave入力 ch2:Wave出力

660.0mVp-pのサイン波を入力して、1.940Vp-pの振幅変調された波形が出力されている。


ch1:電圧→電流変換回路に入力したエンベロープ波形 ch2:Wave出力


ch1:レベル調整、LPFフィルタ回路通過後のエンベロープ波形 ch2:Wave出力

電圧→電流変換直前の電圧波形で、888mVp-pになっている。LPFはR8の抵抗値を最小にして効かないようにしている。


ch1:NJM13600のPin1(AMP BIAS INPUT A)の電位 ch2:ch2:Wave出力

エンベロープにLPFを効かせる

ch1:レベル調整、LPFフィルタ回路通過後のエンベロープ波形 ch2:Wave出力

R8の抵抗値を中位にした。振幅変調がなめらかになっている。

メモ:


電源電圧は±3V程度から動作するようだ。

電圧→電流変換の比率をもう少し大きくし(現状だとI=V/10,000)、入力のトリマで減衰させるようにしたほうがいいか?

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