2016年1月5日火曜日

2.2uFのフィルムコンデンサを比較してみた。

アンプの入力に入れるACカップリング・コンデンサーをケミコンにするかフィルムコンデンサにするかの境目は2.2uFぐらいじゃないだろうか。

2.2uFと100kΩでHPFを構成するとfc = 1 / (2 * pi * C * R) ≒ 0.72Hzになる。

フィルムコンデンサのラインナップ



右から、aitendo、WIMA、Panasonic、nichicon、Audio Philer、Rubicon。

nichiconのは色で指月のものかと思って買ったが、nichiconだった。


品種 素材 耐圧 価格
aitendo メタライズドポリプロピレン 100V 20円@aitendo
WIMA MKS2 メタライズドポリエステル 63V 265円@共立
Panasonic メタライズドポリエステル 250V 97円@共立
nichicon メタライズドポリプロピレン 250V 280円@共立
Audiophiler メタライズドポリプロピレン 400V 83円@共立
ルビコン メタライズドポリプロピレン 250V 100円@共立秋月


DER EE/DE-5000で容量、tanδ、ESRを100Hz、120Hz、1kHz、10kHz、100kHzで測定してみた。


容量(uF)
周波数(Hz) aitendo WIMA Panasonic nichicon Audio Philer rubicon
100 2.219 2.289 2.197 2.324 2.25 2.223
120 2.219 2.289 2.194 2.323 2.25 2.225
1000 2.213 2.281 2.184 2.315 2.249 2.224
10000 2.187 2.257 2.158 2.29 2.245 2.22
100000 1.9524 2.01 1.9524 2.12 2.1 2.06
tanδ
周波数(Hz) aitendo WIMA Panasonic nichicon Audio Philer rubicon
100 0.001 0.001 0.003 0 0 0.001
120 0 0.002 0.002 0.002 0 0
1000 0.003 0.003 0.005 0.003 0 0
10000 0.007 0.006 0.009 0.009 0 0.001
100000 0.077 0.075 0.106 0.097 0.077 0.064
ESR(Ω)
周波数(Hz) aitendo WIMA Panasonic nichicon Audio Philer rubicon
100 0.9 1.1 1.6 1.1 0.1 0.6
120 0.8 1.1 1.1 1 0.5 0
1000 0.27 0.26 0.37 0.28 0 0.01
10000 0.05 0.04 0.07 0.06 0 0.01
100000 0.06 0.05 0.08 0.06 0.05 0.05

容量



10kHzから100kHzへの容量の落ち方の比率はWIMAとaitendoが結構似ている。

tanδ


tanデルタもWIMAとaitendoが似ている。

ESR


Audio Philerの100Hzあたりの値が変?rubiconとAudio PhilerのESRが低い。
nichiconはサイズがでかいのにESRはあまり低くなくてWIMAと似ている。
aitendoはWIMAより低い。

ESRだけで見るとOSコンの方が優秀?(「【コンデンサー・カルテル認定記念】OSコンと電解コンの特性を比較してみた。」)

思ったこと

サイズや値段は随分違うのに測定値はそれほどはっきりした相関がないようだ。

aitendoは20円と激安でサイズも小さいのに測定値はなかなか優秀。

ただし、5個買ってうち3個は1.8uFぐらいしか容量がなかった。使うとしたらちゃんと選別する必要がありそう。