2020年7月27日月曜日

LABRICOと2x4材とRoyalの金物で棚を製作

賃貸住宅のように壁に穴を開けたくない場合に、2x4材を使って支柱を立てられる「LABRICO」という製品があります。どこのホームセンターでも売っていると思います。

これと、Royalの金物(こちらもほとんどのホームセンターで売っています)を組み合わせて、リビングの棚を製作しました。



支柱


使った資材

  • 支柱木材 2x4 8F 3本
  • LABRICO 2x4アジャスター 3セット
  • Royal チャンネルサポート ASF-1  1200mm 2本
  • Royal チャンネルサポート AWF-5  1200mm 1本
  • Royal タッピングビス AT-P 1袋

支柱は、天井までの実寸をAliExpressで購入したレーザー距離計 SNDWAY SWQ-T4Sで測り、ホームセンターのカットサービスで切ってもらいました。ラブリコは天井-床の測定値より95mm短い2x4材が良いそうです。

レーザー距離計 SNDWAY SWQ-T4S

うちの場合は天井まで2410mm程度でしたので、2440mm長ある8Fの2x4材をカットして使用しました。

チャンネルサポートは棚板を支えるブラケットを挿す金物です。モノタロウで購入しました。1200mmより長いと別途送料が加算されるそうなので、短めの1200mmで妥協しました。1800mmぐらいあったほうが使い勝手は良かったかもしれません。

チャンネルサポートを支柱に固定するのは、支柱を立ててからビス打ちすると貫通して壁に穴を開けてしまっては大変なので、あらかじめ横倒しの状態でタッピングビスのAT-Pで固定しました。このとき支柱の真ん中にビス打ちできるように2x4定規を使って墨付けしました。

2x4定規

壁面への固定時は、5円玉を糸で垂らして垂直を確保しました。


棚板


使った資材

  • 棚板 パイン集成材 1820x350x18mm 2枚
  • Royal 木棚用ブラケット R-132/133W 350mm 5セット
  • Royal ダボ MKP 2袋

棚板の奥行きはプリンターを載せられる奥行(350mm)にしました。ブラケットの長さはバリエーションがあり、長くなると耐荷重が低くなります。棚の幅は900mmにしました。

MKPは金属製のダボで、ダボ穴にはめ込んだあとレバーを引くとカチッと固定できます。ブラケットは型番がRから始まるものが必要で、AやBから始まるものは適合しません。

ダボ穴はΦ8x15が指定されていて、8mmの木工ドリルとストッパーを使用して穴あけしました。

ドリルとストッパー

塗装


使った資材

  • ワトコオイル エボニー 1L

塗料はワトコオイルのエボニーを使いました。120→240→400番のサンドペーパーで研磨後、下地なしで塗装しました。ニスなどのように塗りムラを気にしなくてもいいので、初心者でも安心です。2度塗り時に塗料が乾く前に400番の耐水ペーパーで木地に刷り込むように研磨すると仕上がりがよくなります。

ワトコ「基本の塗り方」

ワトコオイル

支柱の塗装


サンドペーパーで研磨後

刷毛で塗布

ウエスでふき取り

2度塗り後

棚板の塗装

サンドペーパーで研磨後

3枚だけ1度塗り(30分でふき取るため)

2度塗り後乾燥



感想


思いついてから完成まで、1年近くかかりましたが、まずまずの成果だと思います。

工程としてはそれほど複雑ではないのですが、製作物がそこそこ大きいので、資材の選定、納入方法、塗装方法の選定など、逐一確認しながら作業を進めました。

失敗点


棚板固定にMKPを使いましたが、仕様の通りΦ8x15mmのダボ穴を開けるとガバガバでカチッとうまく固定できないようです。7Φにして試してみる価値はあるかもしれません。

2020年7月12日日曜日

オペアンプ・チェッカーの製作(Analog Discovery 2利用)

回路図

基板図

部品面

ハンダ面

注意点

使った基板は秋月のC基板のサイズですが、秋月のC基板では2列L型ピンソケットをAnalogDiscovery2に挿せるように配置できません。サンハヤトのICB-288Gを使用しました。これは秋月のC基板よりホールが1列多く、基板のフチ近くまでホールが開いています。

AnalogDiscovery2のSupplyの負電源を0V(GND)にすれば、単電源での測定もできると考えていましたが、WaveForms(3.12.2)では負電源は-500mVまでしか設定できませんでした。外部電源を使って、負電源のピンヘッダとGNDピンヘッダをジャンパで短絡すれば単電源での測定もできると思います。


NJM4580の測定


負荷抵抗:RL=2kΩとして測定しました。電源電圧はAD2から±5Vを出力しました。過渡応答は100kHzの矩形波で観測しました。

1倍増幅


反転回路の帰還抵抗
R1=1kΩ
R3=1kΩ

非反転回路の帰還抵抗
R2=オープン
R4=ショート

反転増幅 AC特性

非反転増幅 AC特性

反転増幅 過渡応答

非反転増幅 過渡応答

2倍増幅


シミュレーションでは3倍増幅にしていましたが、手持ちの抵抗で3kΩのものがなかったので2倍増幅にしました。

反転回路の帰還抵抗
R1=1kΩ
R3=2kΩ

非反転回路の帰還抵抗
R2=1kΩ
R4=1kΩ

反転増幅 AC特性

非反転増幅 AC特性

反転増幅 過渡応答

非反転増幅 過渡応答

LTSpiceによるシミュレーション


1倍増幅、2倍増幅についてLTSpiceでシミュレーションしました。

シミュレーション回路図

AC解析

過渡解析