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2019年4月18日木曜日

Blog 5周年記念: 製作物のまとめ(2018/05~2019/04)

いつのまにか5年もたってしまいました。

この1年はデジタル・アナログ混在でいろいろやってました。

チップチューンも好きなんですが、アナログ音源も好きなので、合わせ技で何かできないかという模索です。デジタルの正確さとアナログの自然さ(音のぬくさ)を共存できないかと頭を悩ませています。

コンセプトはピュンピュンマシン。バカでもガキでもラリって(※1)ても、つまみをひねれば面白い音が出てくる」です。

デジタル・アナログ混在で開発すると、マイコンの処理速度によって、特に(UI系の処理も含めた)1回毎の処理の周期性によって可聴帯域でノイズが発生することに気づいてに留意しました。

デジタルの演算ですべてを済ませて、最後にいっせーのせでアナログ信号に変換すれば、デジタルノイズは最後の最後で除去するのに集中できますが、マイコンとアナログ回路を行ったり来たりすると、可聴帯域に入ったノイズは容易には除去できません。

未だ試行錯誤中です。聞こえないからヨシとするのは性分に合いませんが、突き詰めると泥沼にはまりそうです。

また去年は、諸事情(※2)によりIoTにも手を出しました。

※1)私の場合は、飲酒によるラリりです。
※2)去年の夏の猛暑のせいで両親が熱中症でダウンしたので、環境パラメータを測定したくなりました。両親はおかげさまで健在です。

制作物


Nucleo DCO


外観

中の配線

筐体はまだ製作途中です。

ブロック図

Nucleo-F767ZIをコアとして製作しました。基本的にはDDSで波形を生成しているだけですが、3OSCなので操作子が増えて複雑な配線になってしまいました。

Nucleo-F767ZI(Nucleo-144 Board)はADCの入力端子が多いので、外付けICなしで済みました。端子が多いだけでもNucleo-144 Boardはありがたいと思います。

パラメータを表示するのに中華製のI2C接続のOLED(SSD1306)を使っていますが、表示が遅すぎて実用的にはかなり厳しい状態です。Nucleo-F767ZIから直接制御するのではなくて、別のマイコン(Arduinoなど)に任せようと思っていたのですが、IC間通信のテストが上手く行かず保留しています。

OLEDの表示を抑止すると操作子のレスポンスがあからさまによくなるので、なんとかしたいところです。

DACの出力波形はデジタル的なガタガタが乗っているので、出力部で6次LPFをかけて波形をなめらかにしています。今回はベッセル特性のフィルタを使いました。出力波形がサイン波だけではなく、のこぎり波や矩形波などエッジが尖っている波形も出力しないといけないので、過渡特性を重視しました。

ベッセル特性はバターワース特性のフィルターよりキレが悪いのですが、過渡特性がよく、フィルター通過後ものこぎり波はのこぎり波、矩形波は矩形波らしい原型をとどめてくれます。参考「Nucleo DCO 出力部(LPF)の検討

アナログ的にマスターピッチを揺らすことも考えていたのですが、MIDI CV ConverterのMIDI_CV_CONVでMIDIでピッチを変調できるので保留しています。

PWMや各OSCのDetuneはCVで揺らせられた方がおもしろいと思うのでいずれやってみたいと思います。

DASS01



ブロック図(現状)

現状では、VCOはNucleo_DCOから入力で、VCF(TLF01)、VCA(Dual_OTA_VCA)のみのアナログ・シンセです。

TLF01


トランジスタ・ラダーフィルターです。実際に回路を組んでみてDr.Moogの恐ろしさを改めて痛感しました。AIが発達してもこの回路を発明するのは相当難易度が高いと思います。普通のフィルターとはまるで異なる発想のフィルター回路で、このぬくさ。しかも帰還をかけて発振スレスレの出音の面白さを出しているところも特筆すべきだと思います。

トランジスタ・ラダーは電流制御されるため、電圧で制御するためには電圧→電流変換が必要になります。TLF01に載せている電圧→電流変換回路はFETを使ったリニアなものです。ジャンパーによって外部の電圧→電流変換回路も使えるようにしています。

AntiLog_MM


NPNとPNPトランジスタを使った、シンプルなアンチログ&電圧→電流変換回路です。アンチログとはリニアな電圧変化を音階のような指数関数的な変化に変換するものです。プログラムで書くなら、y = exp(x)です。これをトランジスタの特性を利用して電子回路で実現します。

トランジスタは電流出力のため、そのままトランジスタ・ラダーのカットオフ周波数を制御する電圧電流変換回路となります。

CV_AMP


マイコンを使った自作のモジュールは、3.3V系、5V系が多いのでアナログ回路に突っ込みやすくするために可変アンプを作成しました。-∞~3倍増幅で可変できます。なんのヒネリもないオーソドックスな非反転増幅回路ですが、それなりに役に立ちます。

±12V_+5V電源



ジャンク品で買った±15V、+5V出力のスイッチング電源をもとにしています。

DoepferのEuroRackの規格にならって、±12Vと+5Vの電源にしました。3端子レギュレータを使って±12Vに降圧しています。アナログ回路用の電源なので(心配事をなくすために)電源ノイズを減らしたいと思っています。

今の所DASS01では+5V電源は使っていないので±12Vのみの電源として使っています。たぶん必要になると思うので、+5Vも使えるようにすると思います。

Arduino EG 



Arduino Pro Miniを使ったエンベロープ・ジェネレーターです。エンベロープ生成の基本部分はNE555を使った作例が多いんですが、Arduinoでやってみました。マイコン由来のノイズが乗るというデメリットがありますが、ものは試しで作りました。

電源をOFFにしていても、Gate信号(5V)が入力されるとArduinoが動作してしまうようです(Arduino Pro Miniボード上のPWR LEDが点灯してしまう)。壊れはしないようですが、なんか嫌な感じです。

その他は今のところ問題は無いように思います。

MIDI CV Converter



ブロック図

MIDI信号をCV/Gate信号に変換します。CV2系統、Gate6系統です。コアはArduino Pro Miniです。

機能的には動作しているのですが、マイコンを使っているせいなのかMIDI信号の影響なのか、他の機材と電源を共有すると激しいノイズが発生するので、これだけ別電源で運用しています。追い込むのも大変なので難儀中。

MIX0401


DJ機材はRCAプラグ/ジャックが多いので最初は入出力にRCAジャックを使用していましたが、ノイズが乗るので試しに3.5φミニジャックに換装しました。原因がこれとは言えませんが、今のところ順調のようです。

マスター・ボリュームの配線に問題があり、ガリが出ます。

MIX0401のジャックをRCAジャックから3.5φミニジャックに変更

ESP WROOM


IoTといえば無線LANが載っているESP WROOM。プログラミングもArduinoでできる手軽さもあってなかなか便利です。センサのBME280を使って、少し離れた場所の気温、湿度、気圧を測定しました。

長時間WiFi接続していると無線LANアクセスポイントがハングアップするようなので、ESP WROOMでの実験は保留しています。Arduino Pro Miniを使ってローカルな環境センサとして動作させています。


mbed-cli (mbed OS 5)


mbedの利点の一つは手軽に使えるオンラインIDEですが、ローカルの開発環境のmbed-cliも使いはじめました。mbed-cliは基本的にmbed OS 5を使い、mbed OS 5はオンライン環境がありません。

オンライン環境のmbedのメリットは手軽さですが、ネットに繋がっていないと何もできないという脆さもあり、ソース管理も煩雑です。mbed-cliは導入が少しめんどくさく、昔ながらのコマンドラインで開発します。mbed OS 5の目玉ははRTOSの統合で、セキュリティなど新しい機能もmbed OS 5でしか利用できません。慣れてしまえばどうということもないので、今はmbed-cliを中心に使っています。

Arduinoほどではないですが、各種デバイスのライブラリもいろいろと揃っていて、お手軽プログラミングできるのも魅力です。

Nucleo_DCOのファームウェアはmbed-cliで開発しています。

STM32Cube


只今勉強中の、STM32のネイティブ環境です。STM32はとにかくARMのCortex-Mの新規格の導入が速い。しかも中華製ほどではないですが、値段も安い。

STM32Cubeは、意外なことにmbedの方が処理が速い場合があり、mbedと比較して速度面のアドバンテージがあるとはいい切れません。mbedでは使えない機能(DMA、I2S、CMSIS-DSPなど)を使えればなあと思っています。

英文も含めてドキュメントが少なすぎて、なかなかきついですが少しずつやっていこうと思っています。

中華製のパーツ



AliExpressでいろいろと部品を調達しました。到着まで時間はかかりますが送料も含めて激安です。なんで中国からの送料が40円前後で済むんだという。むしろ、いらんもんを買いすぎないように注意したほうがいいかもしれません。買ったはいいけど触りもしていないデバイスが増えると心理的に負担になります。

と、いいつつちょこっと動作確認したあと、使っていない非-中華製のデバイスもかなりあります。(小さい開発ボードだけ入れてる箱)


壊れても惜しくないという意味では、中華製のデバイスはありがたい存在だと思います。

2018年4月18日水曜日

Blog 4周年記念: 製作物のまとめ(2017/05~2018/04)

この1年はマイコンからアナログ回路にシフトしつつあった1年だったと思います。

このBlogを始めたころはデバイスの限界、自分の技術や知識の限界がよくわからず暗中模索でしたが、このデバイスならこれぐらいはできそう、逆にこれは無理だろうという線引きがある程度できるようになってきたと思います。

アナログ回路は頭ではこういうことだろうなと理解できても、自分で回路を組んで挙動を見ないことには使いこなすことはできません。

ひとつひとつはしょーもなさそうに見える回路でも、自分の手で組み上げることによって、より大きな回路を考えるときに応用が効くようになると思います。囲碁や将棋でいうと詰碁、詰将棋です。しょーもないと思っていた回路が実は非常に深い意味を持っていることに気づかされることがよくあります。

一言でいうと、「一筋縄ではいかない」です。

ソフトウェアでも規模が大きくなると大変なことになりますが、アナログ回路の場合は選択肢が二値ではないため理屈で考えてもダメなことが多く(もしくは小難しい計算をしないと導き出せない)、複雑さはソフトウェアの比ではありません。体育会系的に「体で覚えろ」という世界なのかもしれません。

設計するのは大変ですが、アナログ回路はソフトウェアとは違って全体の構成が「目で見てなんとなくわかる」メリットがあると思います。

ベースマシン



2016年に製作したSPI制御のモノ・シンセです。モジュラー・シンセのように基板を取り換えて拡張できるようにしています。各モジュールのパラメーターはすべてシーケンサーからSPI経由で設定できるようにしています。

アナログ・シンセがVoltage Controlなのに対して、ベースマシンはSPI Controlのハイブリッド・シンセです。

目下の課題はシーケンサーのSPIコマンド送出周期が1kHzが上限のために発生するノイズ対策です。

詳細は「ベースマシン まとめ 2」にまとめています。

今後はBSM02として開発を続ける予定です。

KIK01



Sonic AcademyのKICK 2というソフト・シンセにインスパイアされて作ったDrumシンセです。

KICK音に特化していますが、設定によってはSNARE、TOMっぽい音にもなります。

基本的に808/909 KICKのぬくさを踏襲して、アナログ回路で音色のバリエーションを出せるようにしています。KICK音にゴーストっぽい音を足せるようにノイズ発生回路も入れています。

ベースマシンと同じように各モジュールはSPI制御していて、POTの設定値をADCで拾い、デジタル的に音をリアルタイムに変化させられるようにしています。

詳細は「KIK01 まとめ」でまとめています。

両電源IC(LT1054とMAU106)


ベースマシンはLT1054で単電源のACアダプタから両電源をつくりましたが、KIK01はMAU106で両電源をつくりました。今のところ両方ともちゃんと動作しています。値段はMAU106の方が若干高くパッケージサイズも大きいですが、出力波形はMAU106の方がきれいだと思います。

またLT1054は非絶縁なので入力側と出力側でGNDを共通にする必要がありますが、MAU106は絶縁タイプのためGNDレベルをずらす用途でも使えると思います。(KIK01ではMAU106でもGNDを入出力で共通にしています)

オーバードライブ TS-OD1



Propellerhead ReasonにScream 4という「ディストーション」エフェクタがあります。これに「Tube」という設定があって、掛けてみても別に真空管ぽくないな~と思っていたのですが、どうやらこの設定はIbanezのTube Screamerを模したものだと思います。つまり真空管によるディストーションではなく、「真空管アンプを叫ばせる」エフェクターという意味です。

ギターはかつて練習してみたものの指が痛くなるのにどうしても慣れないのと、世の中にはギターが上手すぎる人がいることがいることがわかって嫌気がさしてやめてしまいました。

当時は残念ながら、エフェクターがどうのこうのというレベルまでには達しなかったのですが、今回、Tube ScreamerやRolandのOD-1、Proco RATの回路を調べてみてわかりました。

オーバードライブ・エフェクタと呼ばれるものの本質が、どうやらダイオードによるリミッターなのではないか。

そこで、ギターではなく自作のベースマシンにかけてみて良くなる具合を探りつつ、オーバードライブ・エフェクタを「TS-OD1」と名付けて製作しました。

作ってみて思ったのですが、歪系のエフェクトをシンセにかける場合は、ギター用のエフェクターよりVCFやVCAなどシンセそれ自体で歪ませた方が面白い気がします。

タグ:TS-OD1

AD9833ファンクションジェネレータ



Amazonで売っているAD9833を使ったDDS信号発生器モジュールを利用して実用的なファンクションジェネレータを作りました。



AD9833の出力用のDACが10bitなので可聴帯域では自作のPCM5102Aファンクションジェネレータと比べると波形は汚いですが、5MHz程度までサイン波を出力できます。

AD9833の仕様では12.5MHzまで出力できるとなっていますが、サンプリングレート付近になってくるとサイン波とは呼べない波形になってしまうので5MHz程度までで使用しています。

何と言ってもコアになる部分がAnalog DevicesのICなので安心感があり、アナログ回路を高周波数で評価する用途では大活躍しています。

AD9833ファンクションジェネレータ でけた。

可変電流源


電圧を加えればそれに比例した電流が出てくる回路です。

可変電圧源はキットでもよくあるのですが、可変電流源はなかなか無いので製作してみました。

なんとなく誤算気味な気もしますが使いどころがあればいいなあと思っています。

可変電流源 でけた&リードベンダでジャンパ線の加工

Arduino LFO


まだ評価中ですが、Arduino NANOとSPI DACのMCP4922を使ってLFOを作りました。

基本的にはArduinoを使ったデジタル低周波発振器ですが、Arduinoしばりをかけつつアナログ回路にも使えるようにできるだけきれいな波形を出せるようにしました。

KIK01やBSM02の変調に使いたいと思っています。

Arduino LFOでけた。

Tr回路の実験


「定本 トランジスタ回路の設計」を読みながら、ブレッドボードで実験しました。



冒頭でも述べた通り、最初は「なるほど!なるほど!」と理解したつもりでむさぼりついて読んだ記憶があるのですが、いざ自分で回路を組んでみると、これは周到に用意された道しるべなのだと思いました。

よく考えずにやみくもに定数を変えて実験すると途端にひずみまくります。

今となっては、アキュフェーズの中の人の著作ならなるほどなあ~と思うところもありますが、やはり名著だと思います。

まだまだわからないことばかりですが、「定本 続・トランジスタ回路の設計」も読みながら実験していきたいと思います。

タグ:Tr回路の実験

木工


木工にもチャレンジしました。大きなサイズの市販のケースは価格が高いので、材料をおもに100均で調達して低コストで筐体を製作する方策を探りました。MDFは100均で調達していますが、サイズを考えるとホームセンターでも値段はあまり変わらないと思います。

木材は価格、加工のしやすさではMDF一択だとおもいますが、いかんせん木ねじが効かないしすぐに割れてしまうのが弱点だと思います。

MDFの工作は木ねじじゃなく木工用ボンドで接着することを基本として考えて構造を考える必要があると思います。

塗装はまだ試行錯誤中ですが、そのうちKIK01のフレームの塗装もやってみたいと思っています。

塗装の見栄えを気にしだすと、MDFではなく、単板を使うと木目がきれいに出ます。

単板材で安いと言えばSPFですが、SPFは薄くても1x4で板厚が19mmあります。

ホームセンターで10mm厚程度の単板材を探したら、アガチスという安くも高くもない単板が売っていたのを見つけて、ベースマシンの側板はアガチス材にニスを塗装して木目を生かして仕上げました。

単板のニス塗装は見た目や手触りがいいのでモチベーションアップにつながります。ギターのボディー程ではないすが、シンセもやはり楽器なのです(^q^/

タグ:木工
タグ:プラスチック加工

運用の結果


この1年に限らず、運用中の製作物について気づいた点をまとめておきます。

LME49600ヘッドホンアンプ



最初は電池電源で使っていて、猛烈にノイズが乗っていて愕然としたのですが、「±9V安定化電源」を使うようになってノイズは気にならなくなりました。電池電源はそれ自体が発するノイズは少ないですが、商用電源を使うと大地へのアースがされることになるのでノイズを低減できるのかもしれません。

定量的に調べる気力はありませんが順調に爆音でいけます。

もう少し音量が欲しい気もしますが、さらに爆音再生するにはLME49600のバッファ回路の前段に入れているDCキャンセル回路の増幅率をもう少し上げたほうがいいかも。

タグ:LME49600
トランスを使った±9V安定化電源 でけた(気がする)

ミニ・ミキサー



仮想GNDの取り扱いに問題がありますが、電池電源では運用できています。電源を他の装置と共有するとやばいことになります(^q^;


画像の青〇で囲ったあたりに問題があります。

Mini Mixerでけた
SVF DCF 出力のGNDを修正 仮想GNDの扱いには注意するべし

2017年4月18日火曜日

Blog 3周年記念: 製作物のまとめ(2016/05~2017/04)

この1年はずばり。ベースマシンを作ることに費やした1年でした。

ぴゅんぴゅんマシンでは物足りなくなって、一からシンセをつくることにしました。初期段階ではもう少しかんたんに(長くても半年ぐらいで)作れるのでは?と思っていましたが、このBlogを見返すと構想が2015年11月30日なので1年半程度やっていたことになります。

gajeさんの著書「達人と作るアナログシンセサイザー入門」を参考にさせていただきつつ、なんとかマイコンで(安価に)アナログチックな音が出せないかという試行錯誤でした。



私がベースマシンとしてリスペクトしていたTB-303は、本家のRolandがほぼ本物のTB-03を去年発売し、買えば数万で「ほぼ同じ音」がでると思います。ハードウェアとしての完成度も非常に高いものだと思います。

ですが、やはり人が作ったもので楽曲を制作するのは私には向いていないと思います。自分なりに考えてハードウェアを作ると、自分の知識や技術の限界と向き合わなければならず、辛い目に合うこともあります。その一方、常に限界を超えるにはどうすればいいか?という想像力が掻き立てられます。投げ出したくなることも多いですが、考えていたものが実現できた時の快感は他では得ることのできいないものだと思います。この快感のために電子工作をやっていると言ってもいいかもしれません。

ベースマシン



ベースマシン まとめ(弱め)」でかんたんにまとめています。これ以降ACアダプタで使えるように電源を拡張したり、コンパクトにするためにダンボールで筐体を作ったりしています。

今後も開発を続ける予定です。

タグ:ベースマシン
http://dad8893.blogspot.jp/search/label/%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%82%B7%E3%83%B3

Github:
https://github.com/ryood/BaseMachine

mbed Repository:
https://developer.mbed.org/users/ryood/code/BaseMachine/


LME49600ヘッドホンアンプ



ナショナル・セミコンダクタ製のオーディオ・バッファICのLME49600を使ったヘッドホンアンプです。

かんたんなヘッドホンアンプはOPAMPだけを使ったものが多いですが、OPAMP単体では本来ヘッドホンを十分に駆動する能力はありません。DTM用のオーディオインターフェイスでもヘッドホン出力はOPAMP1個だけということも多いようです。

トランジスタやFETを使ってバッファ回路を作るのは設計や製作がなかなか難しいので、その橋渡しとしてバッファICを使ってみました。バッファICで楽をしたとは言え、実用できるようにするにはクリアしないといけない課題も多く、いい経験になったと思います。

タグ:LME49600
http://dad8893.blogspot.jp/search/label/LME49600

Github:
https://github.com/ryood/LME49600_HPA_V2

トランスを使った±9V電源



はじめてトランスを使って電源を作ってみました。LME49600ヘッドホンアンプ用の電源です。トロイダルトランスを使った理由は、普通の四角いトランスより高さが低くケースに収めやすいのと、出力が2系統タイプで同程度の出力電流が得られるものだと値段的に大差ないためです。

実験には小回りの効く電池電源が便利ですが、常用するならAC電源を使った方がコスト面で有利だと思います。

「トランスを使った±9V安定化電源 でけた(気がする)」
http://dad8893.blogspot.jp/2017/03/9v_24.html

Github:
https://github.com/ryood/LME49600_HPA_V2/tree/master/%2B-9V_PSU

ロギング可能な温度計



アンプや電源では半導体の発熱が性能に影響をおよぼすので、素子の温度測定用にPCでロギングできる温度計を作ってみました。コスト重視でPSoC4 Prototyping Kit(600円@秋月)を使っていますが、キャラクタ液晶(400円程度@aitendo)と合わせて1000円以上はかかります。

まだピンが余っているので、2系統の温度測定や、電圧も測定できるようにもしたいなあと思っています。

「ロギング可能な温度計 でけた」
http://dad8893.blogspot.jp/2016/12/blog-post_14.html

Github:
https://github.com/ryood/PSoC_4_Thermistor

3桁電圧表示器[ST-VM036R]を使った電流計



テスタで電流は測定できますが、内部抵抗が意外と高く電圧降下で困ったことがあったので、精度には目をつぶって電流検出用の抵抗の抵抗値を低くしたものを作ってみました。また、DCジャックを入出力端子としているのでACアダプタ等と測定回路の間に挟み込んでかんたんに電流を測定できます。

「3桁電圧表示器[ST-VM036R]を使った電流計 でけた」
http://dad8893.blogspot.jp/2017/01/3st-vm036r_19.html

Github:
https://github.com/ryood/PSoC_4_Thermistor

実験用のパーツ


開発には測定器と実験用のパーツが必要ですが、2015年頃にオシロとLCRメータを購入して以降、これと言った測定器は購入していませんがなんとかなっています。

あまりお金を掛けずに知恵と勇気で切り抜ける方針はいまだに変わっていませんが、実験・製作用に毎月のように細々としたパーツを購入しているので、トータルで考えると出費はなかなかのものになります。

抵抗やコンデンサはある程度値のバリエーションが揃っていた方が実験がしやすくなります。といっても気長にやるつもりなら、一気に揃えなくても必要な値のものを多めに仕入れていくと自然と揃ってくると思います。

製作物ではないですが、自然と出来てしまったものという意味でご紹介。

CR類ケース

左が抵抗、右がコンデンサ。ダイソーで売ってるお薬用のケースに仕分けして収納しています。

アナログICケース

オペアンプ等、アナログ系のIC。ダイソーで売ってるプラケースに導電スポンジを両面テープで貼り付けて収納しています。

デジタルICケース

マイコンやロジックICなど。

2016年4月18日月曜日

Blog 2周年記念: 製作物のまとめ(2014/04~2016/04)

ハードウェアのど素人がこの2年間で試行錯誤しながらいろいろ作ってきました。

2年と言うと短いようですがなかなか充実した2年間でした。この2年で何作ったかもう忘れかけてるのでまとめておきます。

日々行き当たりばったりで書きためてきたBlogなのできちんと整理されていませんが、製作物ごとに関連づけたBlog内の「タグ」をリンクしました。

また、ソースコード他、関連資料をまとめたGithubのリポジトリへのリンクも併記しました。

記事には間違い、勘違いが相当あると思いますので、お気軽につっこんでいただければ助かります。イマイチ意味がわからん!というご質問もできるだけがんばってフォローいたします(^q^/

↓連絡先
Google+: ryood
twitter: ryood

電子楽器


ぴゅんぴゅん3号


PSoC 4 Pioneer Kitのシールドとして製作しました。DDSで生成した基本波形をLFO波形で周波数変調して「ぴゅんぴゅん」とか「ピーポーピーポー」など繰り返し音を発するプチ・シンセです。

タグ:
http://dad8893.blogspot.jp/search/label/%E3%81%B4%E3%82%85%E3%82%93%E3%81%B4%E3%82%85%E3%82%933%E5%8F%B7

Github:
https://github.com/ryood/PSoC-PyunPyun-3rdLPF


ぴゅんぴゅんコントローラー2号


ぴゅんぴゅん3号をコントロールするために製作しました。アナログジョイスティック付き(^q^/

タグ:
http://dad8893.blogspot.jp/search/label/%E3%81%B4%E3%82%85%E3%82%93%E3%81%B4%E3%82%85%E3%82%93%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%BC

Github:
https://github.com/ryood/Pyun2Controller2


リズムマシン


RolandのTR808やTR909をリスペクトして製作しました。PSoC 4(ARM Cortex M0ベース)では処理が追いつかなくてPSoC 5LP(ARM Cortex M3ベース)を使いました。シーケンス入力用の基板と本体の通信ははI2Cで行って線数を減らしています。

PSoC 5LPのパワーを考えるともう少しファームウェアを改良したいところです。

タグ:
http://dad8893.blogspot.jp/search/label/%E3%83%AA%E3%82%BA%E3%83%A0%E3%83%9E%E3%82%B7%E3%83%B3

Github:
https://github.com/ryood/RhythmMachine/tree/experiment


ファンクションジェネレータ


矩形波だけのファンクションジェネレータ


AVRのPWMを利用して矩形波を出力するものです。1、2、5刻みで0.15Hz~4MHzまで出力できます。

タグ:
http://dad8893.blogspot.jp/search/label/%E7%9F%A9%E5%BD%A2%E6%B3%A2%E3%81%A0%E3%81%91%E3%81%AE%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%8D%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC

Github:
https://github.com/ryood/SQR_FG


オーディオ用DACを使ったファンクションジェネレータ



32bit/382kHzのオーディオ用DACのPCM5102AとPSoC 5LPを使ったファンクションジェネレータです。サイン波とノコギリ波を1Hz~192kHzまで1Hz刻みで出力できます。(机から落としてしまいケースにヒビが入っています)

タグ:
http://dad8893.blogspot.jp/search/label/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%AA%E7%94%A8DAC%E3%82%92%E4%BD%BF%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%8D%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%BF

Github:
https://github.com/ryood/I2S_FG

4次バターワースLPF


オーディオ用DACを使ったファンクションジェネレータの出力のデジタル歪を軽減するためのローパス・フィルターです。

タグ:
http://dad8893.blogspot.jp/search/label/4%E6%AC%A1%E3%83%90%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%B9LPF

Github:
https://github.com/ryood/4th_MFB_LPF


ヘッドホンアンプ


TPA6139A2


TIのヘッドホンアンプ用ICのTPA6139A2を使った3.3V単電源で動作するヘッドホンアンプ・アンプです。間違えて過電圧を与えてICを飛ばしてしまって今は動きません(^q^;

タグ:
http://dad8893.blogspot.jp/search/label/TPA6139

Github:
https://github.com/ryood/HeadphoneAmp_TPA6139A2

2出力のヘッドホンアンプ


非反転増幅回路を並列した2出力のヘッドホンアンプです。定番のOPA2134とちょっとマイナーなヘッドホンアンプ用ICのTDA1308を使っています。差し替えが可能なので他のオペアンプも使えます。

タグ:
http://dad8893.blogspot.jp/search/label/TDA1308

Github:
https://github.com/ryood/TDA1308_HeadphoneAmp


電源


電流/電圧計付可変両電源



共立のLM317・337使用の可変両電源キットを利用した電源です。電圧・電流を測定できます。※電流測定は片電源利用時のみ

タグ:
http://dad8893.blogspot.jp/search/label/%E9%9B%BB%E6%B5%81%2F%E9%9B%BB%E5%9C%A7%E8%A8%88%E4%BB%98%E5%8F%AF%E5%A4%89%E4%B8%A1%E9%9B%BB%E6%BA%90

Github:
https://github.com/ryood/Variable_Power_Supply

5V/3.3V安定化電源 Ver.1


電池を使った5Vと3.3Vの安定化電源です。5Vリニア・レギュレーターの7805と3.3VのLDOを使っています。

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Github:
https://github.com/ryood/006P-5V-3V3-Supply

5V/3.3V安定化電源 Ver.2


Ver.1に加えて

  • 5Vのリニア・レギュレーターにLDOを使って単3×4本でも動作
  • 電圧低下時に赤色LEDでアラート
  • USB端子をつけて簡易モバイル・バッテリー化

しました。

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Github:
https://github.com/ryood/006P-5V-3V3-Supply_V2

ミキサー


Mixer


4入力1出力とヘッドホン出力のステレオ・ミキサーです。電池駆動・ACアダプタ駆動両用です。PCの出力とオーディオ・インターフェイス、自作音源を1ペアのアクティブ・スピーカーで聴くために作成しました。作ってからほとんど電源を落とさずに使い続けています。

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Github:
https://github.com/ryood/Mixer

ミニミキサー


モノラル3入力、1出力のミキサーです。自作音源の音量調節/Mix用に便利です。

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Github:
https://github.com/ryood/MiniMixer


エフェクタ


PT2399エコー


共立のPT2399エコーキットそのままですが、ギターエフェクターの体裁ではなくて実験用に使いやすいように筐体を製作しました。

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https://github.com/ryood/PT2399_Case

2015年4月18日土曜日

Blog1周年記念: 測定器のまとめ

電子工作にどっぷりはまった1年でした

最初に掲げた目標(http://dad8893.blogspot.jp/2014/04/blog-post.html)も道半ばで
逆にディティールを追求しだして何やら難しいことになってきました

このBlogの記事はシラフの時にやった結果を飲みながらメモ的に書いてるので
間違いや支離滅裂なことも多いかと思いますが、見てくれる方が増えるとやる気がでます

と、言ってアクセス数を伸ばすのが目的ではないのでこれも難しいところです

ネット関係の会社にいたころ「ユビキタス」という言葉にひかれつつも
日常の業務に追われてハードウェアにはなかなか手が付けられませんでした

何せ素人が1からやっていかないといけないので

今は「IoT」みたいな言葉になってますが10年経っても大して違わない様な気がします。

tozさんに誘っていただいて去年の夏コミに参加しなければここまで続けられたかは疑問。

今年の夏コミはダブルで応募しているので受かればいいな(^q^/


この1年で一番気づいたことは、測定器がないと実験はできない!

ということ。

で、Blogの1周年記念として測定器について使用頻度の高い順にランキング的にまとめてみたいと思います

1.テスター


DER EE / DE-200A

何をいまさらと思うかもしれませんが、これがないとどうしようもないです

精度や機能は大していらない、というか最低限でもかまわないですが、電流を計れるやつがいい

最初、昔から使ってたポケットタイプの電流が測れないテスターを使っていて
電流を計るために抵抗を回路に入れたり工夫をしてましたが
電流を測る必要が出てくるのは大体何かやばいときです

そういう時に工夫をするのは正直しんどい

なので、保険と思って電流が測れるやつにした方がいいと思います。

交流電流はまず使わないかな

電流測定時にうっかりミスでヒューズを飛ばすことがあるので、
予備のヒューズはストックしておいた方がいいと思います

2.関数電卓


CASIO fx-375ES

測定器とは言えはないですがこれも使用頻度が高いです

ソラで16進数10進数2進数の変換やG,M,k,m,u,n,pの変換ができる人なら不要かもしれないですが
確信が持てない場合は指で数えたり紙に書いて計算するより電卓たたいた方が早いと思う

一番安かったやつを使ってますが(液晶の視認性の悪さを除けば)問題ないです

まだ使ったことのないキーもいっぱいあるし

sin,cosレベルになると「Excel使うか」ってことになります

3.オシロスコープ


OWON SDS 7102

高い!

が、例えて言うとプログラミングでデバッガを使うよりはるかに使用頻度が高いです

オシロはアナログ回路はもとよりデジタル回路で通信の状態を確認するための出番も多いようです

デジタル回路の通信は、クロックとデータの2chないと確認できないので安くても1chのものは使いにくいと思う

アナログ回路も入力と出力の比較(特に位相差を見るとき)とか2chの方が何かと便利です

100MHz帯域のオシロを使ってますが、今までのところ20MHzぐらいまでで十分だったと思う

それよりTektronicsの2.5kメモリ―のやつを買わなくてよかったと思います

2.5kはさすがに少なすぎる

メモリーは1Mも使いきったことはないですが問題を発見するための測定器なので
余裕があったほうが安心です

シリコンハウスの店員さんは正直だった(^q^/
日本橋でんでんタウンに行ってきた(http://dad8893.blogspot.jp/2015/01/blog-post.html

100均で買ったペラペラのブリーフケースみたいなやつに段ボールを入れて(フロントパネルの保護用)しまうようにしています

4.DTM用のオーディオインターフェイス


TASCAM US-144MKII

結構高いですが(安いやつでも1万以上する)ソフトオシロや波形生成ソフトを使うためには必須かも

普通のオンボードのものとは別系統でASIO(DTM用の規格)で入出力ができるものがあるとソフトオシロとして威力を発揮します

何でもかんでもオーディオインターフェイスに突っ込んでいるといつしか破壊することになると思うので入力する前に電圧を確認する癖をつけておいた方がいいです。

POT1個とダイオードのリミッターみたいな簡単なやつでいいのでアットネーターをかませばベター

→といってまだ作ってないですが(^q^;

オーディオインターフェイスを使ったWaveSpectraとWaveGeneの組み合わせは強力!

5.安定化電源


自作のものを使ってますが、オーディオ回路をやるには両電源のものがいいと思います

アナログ回路は実験するときに電源の条件が異なると結果にえらい影響が出てくるし
市販品で両電源というとえらく高くつくので自作しました

両電源の電流が測れなかったり、サイズがでかかったり、デジタルノイズがのったりするので
改良版を作りたいところですが、当分だましだましで使っていくことになりそうです

最初は安定化していない電池両電源を使っていました


簡単な実験ならこれでもそれなりに使えます

6.LCRメーター


DER EE DE-5000

Cの値を確認するために買いましたが(積セラはマーキングされていないことが多いし)
Rの値もテスターより1桁ぐらい精度が高いのでこっちも使い勝手があります

そんなに使う頻度は高くないですが、使うときは
「さて親分の登場です」みたいな感じで使っています

別売りの4線ケルビン接続のテストリードは今のところまだあんまり恩恵を受けてないかも(^q^;

7.ヘッド・ルーペ


はんだ付けするときにかぶってます

卓上ルーペを使ってましたが、両眼で見れなくて距離感がつかめないので試しに買って
そのまま使い続けています

ホムセンで一番安いやつにしましたが特に問題ないです

倍率が高すぎると逆に作業しにくい気がします

作業台にちゃんとした照明があればLEDもいらないかな・・・

8.ライト付きルーペ


ICなどのマーキングを見るのに使っています

レーザー刻印というのか、マーキングが溝だけのやつが多いので「ライト付き」というのが便利

100均で買った普通のルーペとハンディ・ライトの組み合わせで見てましたがこれなら一発でOKです

aitendoで390円だったので値段も100均コンビと大して変わらないです

はんだ付けのチェックはいまだに100均で買ったキズミとLEDライトの組み合わせで




測定器という武器もそろって来たので、来年の今頃にはやりたいことがある程度実現していたらいいな

若いころみたいに根気がつづかないので気合をどう入れるかが目下の課題です