2016年5月2日月曜日

OTAのNJM13600、NJM13700のバッファを使わない実験

バッファを外して実験してみた。前回の実験でNJM13600は内蔵バッファを使わないでボルテージフォロワーを使うと出力がリニアにならくて、出力電圧も違ったようなので、内蔵バッファを使わないでOTAの出力を「BUFFER INPUT」に入れてみる場合も試してみた。

ブレッドボード図

OTAの出力(5Pin)からバッファの入力(7Pin)の青色のジャンパ線を抜き差しして比べた。

5PinからGNDに落としている33kΩの抵抗は、これがないとオシロで測定した時出力電圧がかなり上がってしまうので入れている(→ということは電流出力なのかな?)

NJM13600 バッファなし


バイアス電圧(mV) 201 400 602 800 1004
出力電圧(mV(p-p)) 520 968 1400 1820 2220


NJM13600 バッファなし (OTAの出力を内蔵バッファにインプット)


バイアス電圧(mV) 201 400 600 802 1004
出力電圧(mV(p-p)) 320 592 872 1160 1440


NJM13700 バッファなし


バイアス電圧(mV) 201 400 601 800 1003
出力電圧(mV(p-p)) 312 584 864 1128 1420


NJM13700 バッファなし (OTAの出力を内蔵バッファにインプット)


バイアス電圧(mV) 201 400 601 800 1003
出力電圧(mV(p-p)) 312 584 864 1128 1420

グラフ化してみると、NJM13600で内蔵バッファにOTAの出力を入力しない場合(グラフのオレンジの線)だけ出力電圧が異なっている。


また、点線で直線を引いてみて比べる他と比べてカーブしている。

メモ:


NJM13600は内蔵バッファを使わない時でもOTAの「OUTPUT」から内蔵バッファの「BUFFER INPUT」に繋いでおいたほうが無難かもしれない。

前回のオシロのキャプ画を見てみると、内蔵Trでバッファリングした場合は同位相だが、ボルテージフォロワーにした場合はNJM13600もNJM13700も位相が反転している。なぜだ(@@?

<追記:2016.05.07>

OTAの反転入力端子(P4)と非反転入力端子(P3)で、信号を入力するのとGNDに落とす位置を逆に接続してしまっていたのが原因だったようです。

</追記>

以下オシロキャプ画です。

NJM13600 バッファなし


バイアス入力電圧201mV

バイアス入力電圧400mV

バイアス入力電圧602mV

バイアス入力電圧800mV

バイアス入力電圧1004mV

NJM13600 バッファなし (OTAの出力を内蔵バッファにインプット)


バイアス入力電圧201mV

バイアス入力電圧400mV

バイアス入力電圧602mV

バイアス入力電圧800mV

バイアス入力電圧1004mV

NJM13700 バッファなし


バイアス入力電圧200mV

バイアス入力電圧400mV

バイアス入力電圧601mV

バイアス入力電圧800mV

バイアス入力電圧1004mV

NJM13700 バッファなし (OTAの出力を内蔵バッファにインプット)


バイアス入力電圧201mV

バイアス入力電圧400mV

バイアス入力電圧601mV

バイアス入力電圧800mV

バイアス入力電圧1003mV

0 件のコメント:

コメントを投稿