2019年7月12日金曜日

Mbed Studioを使ってみる

ST Micro のSTM32Cubeを使いこなせるようになりたいと思っていますが、ドキュメントの不足・不備で躓く箇所が多く(平たく言えばコナレていない)、速度的にもMbedと比較して有利とは言えません。

Mbedと言えばオンラインIDEの楽ちんプログラムですが、Mbed OS 5からはmbed-cliというCUI主体のローカル環境に移行しました。OS 5からは、とても楽ちんとは言えない開発環境になってしまいましたが、さすがMbedです。Mbed Studioという開発環境が登場しました。

Mbed Studioの利点


ARMコンパイラが使える


GCCは優秀なコンパイラですが、特定のプロセッサーに特化したコンパイラにはかなわないと思います。なんと、Mbed StudioはARM Compilerが無償&無制限で使えるそうです。


逆にMbed StudioでコンパイラをGCCにするにはどうすればいいんかと。

ローカル開発環境


オンラインIDEは確かに楽ですが、「仕事(お金儲け)」に使うには心もとない。ローカル環境なら誰にも見られず、うまいことできればうっしっしです。ソース管理もGitが使えるので楽です。

Visual Studio Codeベース


Visual Studio、Eclipce、Xcodeなど使ったことがありますが、今は主にNotepad++でコードを書いています。Visual Studio Codeの利点は見い出せなかったのですが、Mbed StudioはCUIの弱点をVisual Studio Codeでうまく補完できていると思います。

Arduinoみたく門戸が広いわけではないですが、ソフト屋さんからのハード屋さんの橋渡しにもちょうどいい感じだと思います。

Mbed Studioの弱点


STM32ではDebugできない


まだDebugができないプラットフォームがあります。

https://os.mbed.com/docs/mbed-studio/0.5/using-mbed-studio/building-and-running-a-program.html

Note: Mbed Studio uses pyOCD to communicate with the connected platform. If you attempt to run a program on a platform with a DAPLink version that is not supported by pyOCD, it will fail with exit code 1. We are still adding support for pyOCD and more platforms will be available over time.

主に使っているNucleo-F446も、まだDebugに関しては未対応のようで、Debugボタンがグレーアウトされています。

次回はGPIOの出力速度について。

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