縁があって菊水のMODEL 459というアナログ・ファンクションジェネレーターを入手できたので、早速中を覗いてみました。
フロントパネル
昔の高級な無線機はみんなこんな面構えだったな!という強面。
内部
蓋を開けてびっくり。アナログ機器なので当然ですが、アナログ素子しか載っていません。実装密度は高くなく、なんとも牧歌的でありつつ職人芸的な実装技に感動してしまいました。
電源部からメイン基板への配線
電源系のケーブルが絶妙なカーブを描いて、信号系のシールド・ケーブルを回避するように配線されています。シールド・ケーブルなんだからノイズに強いし、どうでもええやんという投げやりなことはしないようです。
どういう電圧が来ているのかは調べてませんが、磁束が互いに打ち消されるように電流の向きが交互に逆向きになるようにしているんじゃないかな~と憶測します。
Trを取り囲む謎の線材
何のためかは定かではありませんが、Trをぐるりと囲むように線材が引き回されています。Q12とシルクパターンにあるのでTrだと思いますが、位置的に型番が読めません。歯科医のミラーとかちっこい顕微鏡などあれば確認できそうですが。線材がGNDなら電磁シールド的な役割を果たしてるとか?
電源基板
4つ並んでいるTO220っぽいトランジスタは2SC4793でした。
ロータリースイッチ周りの配線
周波数レンジを切り替えるロータリースイッチの配線です。レシプロ機のエンジンまわりを彷彿とさせます(^q^;
メインのポテンショメーター
周波数を選択するポテンショメーターです。COPALのJP-30B、10kΩ/LIN 誤差±0.5%と読めます。経は30Φでしょう。型番が手書きというのがなんとも贅沢な感じですね。
出力波形も測定してみるつもりです。
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