タカチYM-200に収めるつもりで、厚紙でモックアップを作りました。
寸法図がA4では収まらないのでコンビニでB4にプリントアウトして厚紙に貼り付けてペーパークラフトしました。
USBコネクタ用の角穴が最難関。
2019年11月27日水曜日
2019年11月23日土曜日
USBヘッドホンアンプ:PCM2704_HPA ラインアンプ部はんだ付け完了
回路図
基板図
LME49600_HPAにつないで特性を測定しました。
電源: ±9V安定化電源
WaveGeneで1kHzのサイン波をPCM2704に出力して測定しました。
正側 +46mA
負側 -45mA
GND 0.9mA(ACモード)
GND電流はテスタをDCモードで測定すると+11mAでした。+11mAとするとキルヒホッフの電流則に照らして辻褄が合いません。おそらく出力するサイン波の振幅によってGNDに流れ込む電流が変化しているためだと思います。テスタをACモードにして計測すると+0.9mAなので辻褄が合います。
100ΩのRを3本並列にして約33Ωの負荷としてWaveSpectraで測定しました。音量ボリュームは最大に設定。
Lチャンネル 1kHz
Rチャンネル 1kHz
実際にヘッドホン(SONY MDR-CD900ST)をつないで測定しました。
Lチャンネル
Rチャンネル
抵抗を負荷としてもヘッドホンを負荷としても歪み率は0.04%程度で十分ドライブできていると思います。
MDR-CD900STの再生周波数帯域は5Hz~30,000Hzとなっているので、低域10Hzと高域20kHzをWaveGeneで出力して測定しました。WaveSpectraではまともに測定できないのでオシロの測定のみです。またヘッドホンに出力するとヘッドホンに悪影響があるかもしれないので約33Ωの負荷抵抗のみの測定です。
Lチャンネル 10Hz
Rチャンネル 10Hz
Lチャンネル 20kHz
Rチャンネル 20kHz
ヘッドホンをつなぎフルボリュームにして音楽を再生してLME49600の表面温度を測定しました。
室温 20℃
開始時 20℃
5分後 23℃
10分後 23℃
15分後 22℃
温度上昇はあまり見られないのでヒートシンクは不要でしょう。
久しぶりにバーンスタインのマーラーを聴いてみましたが、マーラーの快楽が感じられました。(←わかるひとにはわかると思います^q^;)
基板図
LME49600_HPAにつないで特性を測定しました。
電源: ±9V安定化電源
WaveGeneで1kHzのサイン波をPCM2704に出力して測定しました。
電源電流
正側 +46mA
負側 -45mA
GND 0.9mA(ACモード)
GND電流はテスタをDCモードで測定すると+11mAでした。+11mAとするとキルヒホッフの電流則に照らして辻褄が合いません。おそらく出力するサイン波の振幅によってGNDに流れ込む電流が変化しているためだと思います。テスタをACモードにして計測すると+0.9mAなので辻褄が合います。
歪み率
100ΩのRを3本並列にして約33Ωの負荷としてWaveSpectraで測定しました。音量ボリュームは最大に設定。
Lチャンネル 1kHz
Rチャンネル 1kHz
実際にヘッドホン(SONY MDR-CD900ST)をつないで測定しました。
Lチャンネル
Rチャンネル
抵抗を負荷としてもヘッドホンを負荷としても歪み率は0.04%程度で十分ドライブできていると思います。
MDR-CD900STの再生周波数帯域は5Hz~30,000Hzとなっているので、低域10Hzと高域20kHzをWaveGeneで出力して測定しました。WaveSpectraではまともに測定できないのでオシロの測定のみです。またヘッドホンに出力するとヘッドホンに悪影響があるかもしれないので約33Ωの負荷抵抗のみの測定です。
Lチャンネル 10Hz
Rチャンネル 10Hz
Lチャンネル 20kHz
Rチャンネル 20kHz
LME49600の表面温度
ヘッドホンをつなぎフルボリュームにして音楽を再生してLME49600の表面温度を測定しました。
室温 20℃
開始時 20℃
5分後 23℃
10分後 23℃
15分後 22℃
温度上昇はあまり見られないのでヒートシンクは不要でしょう。
2019年11月10日日曜日
秋月のACアダプター出力ノイズ比較: GF12-US0913、GF18-US0920T
秋月取り扱いの9V ACアダプターのGF18-US0920T(最大2A)とGF12-US0913(最大1.3A)の出力を比較しました。
どちらもメーカーは「Go Forward Enterprise Corp.」で、サイズは結構異なります。
測定回路
負荷抵抗を100Ωとし(出力電流:90mA)、デカップリングとして470uFのOSコンと0.1uFの積セラを入れたり外したりして測定しました。
出力電圧
GF12-US0913(1.3A): 9.00V
GF18-US0920T(2A): 8.98V
GF12-US0913(1.3A) R1=100Ωのみ
GF18-US0920T(2A) R1=100Ωのみ
1.3A出力のGF12-US0913はスパイク状のノイズとリプルが乗っています。2A出力のGF18-US0920Tの方はリプルが目立ちません。周波数は目視で35kHz~40kHz程度です。
GF12-US0913(1.3A) R1=100Ω C2=0.1uF
GF18-US0920T(2A) R1=100Ω C2=0.1uF
0.1uFの積セラを入れるだけでだいぶきれいになります。
GF12-US0913(1.3A) R1=100Ω C1=470uF
GF18-US0920T(2A) R1=100Ω C1=470uF
470uFのOSコンだけでもきれいになります。
GF12-US0913(1.3A) R1=100Ω C1=470uF C2=0.1uF
GF18-US0920T(2A) R1=100Ω C1=470uF C2=0.1uF
1.3A出力のGF12-US0913は大容量のキャパシタでデカップリングしたほうがよさそう。2A出力のGF18-US0920Tは大容量のキャパシタを入れても効果があるかどうかは疑問です。
どちらもメーカーは「Go Forward Enterprise Corp.」で、サイズは結構異なります。
測定回路
負荷抵抗を100Ωとし(出力電流:90mA)、デカップリングとして470uFのOSコンと0.1uFの積セラを入れたり外したりして測定しました。
出力電圧
GF12-US0913(1.3A): 9.00V
GF18-US0920T(2A): 8.98V
GF12-US0913(1.3A) R1=100Ωのみ
GF18-US0920T(2A) R1=100Ωのみ
1.3A出力のGF12-US0913はスパイク状のノイズとリプルが乗っています。2A出力のGF18-US0920Tの方はリプルが目立ちません。周波数は目視で35kHz~40kHz程度です。
GF12-US0913(1.3A) R1=100Ω C2=0.1uF
GF18-US0920T(2A) R1=100Ω C2=0.1uF
0.1uFの積セラを入れるだけでだいぶきれいになります。
GF12-US0913(1.3A) R1=100Ω C1=470uF
GF18-US0920T(2A) R1=100Ω C1=470uF
470uFのOSコンだけでもきれいになります。
GF12-US0913(1.3A) R1=100Ω C1=470uF C2=0.1uF
GF18-US0920T(2A) R1=100Ω C1=470uF C2=0.1uF
1.3A出力のGF12-US0913は大容量のキャパシタでデカップリングしたほうがよさそう。2A出力のGF18-US0920Tは大容量のキャパシタを入れても効果があるかどうかは疑問です。
2019年11月6日水曜日
USBヘッドホンアンプ:PCM2704_HPA ラインアンプ部回路設計
ケース内配線(案)
PCM2704ボードのUSB端子をケースのリア面に出す必要があるのと、外部電源として使う±9V安定化電源の出力端子の位置がケースの左側なので、配置を再考しました。
回路図
PCM2704のデータシートの「Typical Circuit Connection 1」にならって出力にC7、R6、C8、R7をつけました。
スナバ回路とかゾベル回路といい、スパイク状の波形をGNDに逃がす働きがあります。
PCM2704の出力に負荷として33ΩのRを直接つけて出力振幅の低下を測定しました。
出力抵抗をRS、負荷抵抗をRL、無負荷時の振幅をE、負荷抵抗を入れた場合の振幅をVとすると、計算上は
ちなみに負荷抵抗を10Ωにした場合出力がクリップしてしまいます。
シミュレーション回路図
AC特性
100kHz以上で約-2dB低下しているのがスナバの効果です。PCM2704の出力インピーダンスを単純に3.9Ωとしているため、たいして減衰しませんが、高周波数ではPCM2704の出力インピーダンスはもっと大きくなるのかもしれません。信号源の出力インピーダンスが大きくなると出力は低下します。
AC特性の低域の減衰はC2、R4のACカップリングによる減衰です。データーシートではR4=330Ω(AC特性の緑色の線)となっていますが、ラインアンプとして考えると出力先でもACカップリングされるので、もうちょい低域を伸ばした方がいいと思います。
R2はC2に溜まった電荷をGNDに逃がすものです。PCM2704はサスペンドモードまたは電源OFF時に出力インピーダンスが26kΩ±20%となっていてここから電荷が逃げるので、なくてもよさそうですが、HeadPhoneAmpの作例の「Typical Circuit Connection 2」にはついているので一応。
PCM2704ボードのUSB端子をケースのリア面に出す必要があるのと、外部電源として使う±9V安定化電源の出力端子の位置がケースの左側なので、配置を再考しました。
回路図
PCM2704のデータシートの「Typical Circuit Connection 1」にならって出力にC7、R6、C8、R7をつけました。
スナバ回路とかゾベル回路といい、スパイク状の波形をGNDに逃がす働きがあります。
PCM2704の出力インピーダンス
PCM2704の出力に負荷として33ΩのRを直接つけて出力振幅の低下を測定しました。
ch1:RCh(RL=33Ω) ch2:Lch(無負荷)
出力抵抗をRS、負荷抵抗をRL、無負荷時の振幅をE、負荷抵抗を入れた場合の振幅をVとすると、計算上は
RS = RL(E-V) / V ≒ 3.9[Ω]となります。
ちなみに負荷抵抗を10Ωにした場合出力がクリップしてしまいます。
ch1:RCh(RL=10Ω) ch2:Lch(無負荷)
スナバ回路の特性
シミュレーション回路図
AC特性
100kHz以上で約-2dB低下しているのがスナバの効果です。PCM2704の出力インピーダンスを単純に3.9Ωとしているため、たいして減衰しませんが、高周波数ではPCM2704の出力インピーダンスはもっと大きくなるのかもしれません。信号源の出力インピーダンスが大きくなると出力は低下します。
AC特性の低域の減衰はC2、R4のACカップリングによる減衰です。データーシートではR4=330Ω(AC特性の緑色の線)となっていますが、ラインアンプとして考えると出力先でもACカップリングされるので、もうちょい低域を伸ばした方がいいと思います。
R2はC2に溜まった電荷をGNDに逃がすものです。PCM2704はサスペンドモードまたは電源OFF時に出力インピーダンスが26kΩ±20%となっていてここから電荷が逃げるので、なくてもよさそうですが、HeadPhoneAmpの作例の「Typical Circuit Connection 2」にはついているので一応。
2019年11月2日土曜日
登録:
投稿 (Atom)