基板図
LME49600_HPAにつないで特性を測定しました。
電源: ±9V安定化電源
WaveGeneで1kHzのサイン波をPCM2704に出力して測定しました。
電源電流
正側 +46mA
負側 -45mA
GND 0.9mA(ACモード)
GND電流はテスタをDCモードで測定すると+11mAでした。+11mAとするとキルヒホッフの電流則に照らして辻褄が合いません。おそらく出力するサイン波の振幅によってGNDに流れ込む電流が変化しているためだと思います。テスタをACモードにして計測すると+0.9mAなので辻褄が合います。
歪み率
100ΩのRを3本並列にして約33Ωの負荷としてWaveSpectraで測定しました。音量ボリュームは最大に設定。
Lチャンネル 1kHz
Rチャンネル 1kHz
実際にヘッドホン(SONY MDR-CD900ST)をつないで測定しました。
Lチャンネル
Rチャンネル
抵抗を負荷としてもヘッドホンを負荷としても歪み率は0.04%程度で十分ドライブできていると思います。
MDR-CD900STの再生周波数帯域は5Hz~30,000Hzとなっているので、低域10Hzと高域20kHzをWaveGeneで出力して測定しました。WaveSpectraではまともに測定できないのでオシロの測定のみです。またヘッドホンに出力するとヘッドホンに悪影響があるかもしれないので約33Ωの負荷抵抗のみの測定です。
Lチャンネル 10Hz
Rチャンネル 10Hz
Lチャンネル 20kHz
Rチャンネル 20kHz
LME49600の表面温度
ヘッドホンをつなぎフルボリュームにして音楽を再生してLME49600の表面温度を測定しました。
室温 20℃
開始時 20℃
5分後 23℃
10分後 23℃
15分後 22℃
温度上昇はあまり見られないのでヒートシンクは不要でしょう。
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