2019年11月23日土曜日

USBヘッドホンアンプ:PCM2704_HPA ラインアンプ部はんだ付け完了

回路図

基板図

LME49600_HPAにつないで特性を測定しました。


電源: ±9V安定化電源

WaveGeneで1kHzのサイン波をPCM2704に出力して測定しました。

電源電流


正側 +46mA
負側 -45mA
GND 0.9mA(ACモード)

GND電流はテスタをDCモードで測定すると+11mAでした。+11mAとするとキルヒホッフの電流則に照らして辻褄が合いません。おそらく出力するサイン波の振幅によってGNDに流れ込む電流が変化しているためだと思います。テスタをACモードにして計測すると+0.9mAなので辻褄が合います。

歪み率


100ΩのRを3本並列にして約33Ωの負荷としてWaveSpectraで測定しました。音量ボリュームは最大に設定。

Lチャンネル 1kHz



Rチャンネル 1kHz



実際にヘッドホン(SONY MDR-CD900ST)をつないで測定しました。

Lチャンネル


Rチャンネル


抵抗を負荷としてもヘッドホンを負荷としても歪み率は0.04%程度で十分ドライブできていると思います。

MDR-CD900STの再生周波数帯域は5Hz~30,000Hzとなっているので、低域10Hzと高域20kHzをWaveGeneで出力して測定しました。WaveSpectraではまともに測定できないのでオシロの測定のみです。またヘッドホンに出力するとヘッドホンに悪影響があるかもしれないので約33Ωの負荷抵抗のみの測定です。

Lチャンネル 10Hz

Rチャンネル 10Hz

Lチャンネル 20kHz

Rチャンネル 20kHz

LME49600の表面温度


ヘッドホンをつなぎフルボリュームにして音楽を再生してLME49600の表面温度を測定しました。

室温 20℃

開始時 20℃
5分後 23℃
10分後 23℃
15分後 22℃

温度上昇はあまり見られないのでヒートシンクは不要でしょう。

久しぶりにバーンスタインのマーラーを聴いてみましたが、マーラーの快楽が感じられました。(←わかるひとにはわかると思います^q^;)

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