回路は「回路の素101」を参考にしました。
回路図
OPAMPはLTSpiceの「opamp2」コンポーネントを使って特定の品種(NJM4580)を指定しています。「UniversalOpamp2」では発振のシミュレーションができないためです。
過渡解析
SIN波形は比較的きれいですが、COS波形見るからに歪んでいます。COS出力側はD1、D2によるリミッターが付いているためです。
ブレッドボード図
実験のようす
電源電圧: ±9V
AnalogDiscovery2による測定
Scope
C1:SIN出力 C2:COS出力
シミュレーションと同じようにCOS側は歪んでいます。
Spectrum
Mesurements機能を使ってTHDpを表示させました。
SIN出力: 0.6502%
COS出力: 1.729%
となっています。
周波数特性を見ると、45kHz付近にピークが見られますが、どうやらAnalogDiscovery2固有のもので無信号時にも現れます。
WaveSpectraによる測定
Audio Interface: TASCAM US-144MKII(24bit/96kHz)
SIN出力
THD: 0.50076%
COS出力
THD: 1.55705%
多少差はありますが、AD2とWaveSpectraで似通った結果となりました。
AD2のWaveforms2は機能が多くて使い方はまだよくわかってませんが、今回はこれぐらいで。
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