回路図
基板図
部品面
ハンダ面
スイッチング電源VT-60に接続
デカップリング・コンデンサはOS-CONにしました。12V電源で16V品を使うのは若干心配ですが、OS-CONは長寿命らしいので運用して様子見です。
470uF電解コンデンサーのインピーダンス特性
手持ちの470uFの電解コンのインピーダンス特性をAnalogDiscovery2のインピーダンスアナライザで測定しました。
インピーダンスアナライザ使い方は以下の記事を参考にしました。
「迷走の果て・Tiny Objects」さんの「ANALOG DISCOVERY 2:インピーダンスアナライザー」
「アナログ回路のおもちゃ箱」さんの「Impedance Analyzer Imterface-6 (補正と測定)」
「DIGILENT」の「Using the Impedance Analyzer」
測定したコンデンサ
左からOS-CON、MUSE、UTSJ、PK、KMG、WXAです。
OS-CON: Panasonic SPEC 470uF 16V
MUSE: Nichicon MUSE UKZ 470uF 25V
UTSJ: Toshin UTSJ 470uF 25V
PK: Rubycon PK 470uF 25V
KMG: Nichicon KMG 470uF 16V
WXA: Rubycon WXA 470uF 16V
OS-CON
MUSE
UTSJ
PK
KMG
WXA
比べてみると東信のUTSJは小型の割に健闘していますね。MUSEと比べるとESR(|Rs|)は若干高いですがリアクタンス(|Xs|)はリニアでMUSEより高周波数まで伸びています。見た目もシルバーでかっこいいと思います。
OS-CONとMUSEはさすが低ESR品です。100mΩ以下の測定値になっています。
470uFのコンデンサのリアクタンスX=1/ωCなので
10kHz: X = 1 / (2 * 3.14 * 10[kHz] * 470[uF]) = 33.9[mΩ]
となりグラフの目盛を見ると、KMG、WXAは直線性が保たれていません。電源のデカップリング用途ならそれほど精度は必要ないと思いますが。
電源ノイズ
負荷抵抗を入れて出力ノイズを測定しました。
±12V: 100Ωx2並列 RL=50Ω IO=±240mA
+5V: 50Ωx3並列 RL≒33Ω IO=+150mA
出力電圧
+12V: 12.10V
-12V: -12.12V
+5V: +5.009V (調節可)
±12V
ch1:+12V ch2:-12V
+5V
目盛から読み取って1周期5.4us程度なので、ノイズの周波数は185kHz程度です。VT-60の仕様書によるとスイッチング電源の周波数は180kHzとなっているのでVT-60のスイッチングノイズがそのまま現れています。
+5VはVT-60の出力そのままなのでノイズレベルも500mVpp程度と大きくなっています。
AnalogDiscovery2のScopeでも測定しました。AC/DC結合の切り替えはBNCボードのジャンパで行います。
電源OFF時
±12V
+5V
ノイズが多いのでいずれVT-60とERK01_PSUの間にノイズフィルター的なものを入れるかもしれません。
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