フィルターだと1次フィルターの傾斜の半分に相当するので、2次(12dB/oct)のSVFは過剰。まだ多いがCR1次フィルタでやってみることにした。
±6dB/octだと定義としてはRed Noise/Purple Noiseというようだ。Webで見て回るとちゃんとリニアな±3dB/octにしようとするとめんどくさくなりそう。(「Elliott Sound Products」さんの記事や「TECHLIB.COM」さんの記事など)
CR1次フィルタはカットオフ周波数以上/以下は6dB/octで減衰するが、通過域は平坦なので、カットオフ周波数を可聴帯域の外に設定した。なんちゃってPink Noise/Blue Noiseになってしまうが、お試しで使うのでまあだいたいということで。
シミュレーション回路図
CRフィルターで削るとWhite Noiseに比べてトータルの音量が下がってしまうので、後段に非反転増幅回路を入れて音量を調節した。
AC解析
CRフィルターや増幅回路の定数は厳密に求めたものではなく、聞いた感じできめた。
White Noise
おおもとのWhite Noise発生回路も前回実験した回路の定数を多少変更した。
ACカップリングのC1、C2の値は10uFだと電位が落ち着くまで時間がかかるので1uFに下げた。
fc = 1 / (2 * π * 1uF * 100kΩ) ≒ 1.59Hz
ブレッドボードで実験
OPAMPはFET入力のTL072を使った。
電源電圧:±5V
出力波形
Pink Noise
ch1:White Noise ch2:Pink Noise
Blue Noise
ch1:White Noise ch2:Blue Noise
WaveSpectraでFFT
White Noise
Pink Noise
100Hzから1kHzの区間を見ると傾きはだいたい-20dB/dec(-6dB/oct)
Blue Noise
傾きはだいたい+20dB/dec(+6dB/oct)
録音してYouTubeにあげた。
Analog 2.0のPink Noiseフィルター
gaje.jpさんのAnalog 2.0で使われているPink Noise用のフィルターをシミュレーションしてみた。
シミュレーション回路図
100Hzから1kHzで約-13dB、1kHzから10kHzで約-7dBになっている。
反転増幅回路のLPFで極を2つ(?)作って傾斜をなだらかにして、だいたい-10dB/
0 件のコメント:
コメントを投稿