プリント基板を焼いてもらったトランジスタ・ラダー・フィルターですが、一部回路が間違っており、OPAMPを使った差動増幅回路の反転/非反転端子を逆に接続していました。
非反転端子に正帰還をかけてしまっていて、これでは出力波形の振幅が振り切れてしまいます。正しくは反転端子に負帰還をかけてやる必要があります。
プリント基板なので配線をいじるのが大変なので、ICソケットとジュンフロン線を使ってOPAMP(NJM4580DD)の反転/非反転端子を入れ替えたものを作ってしのぎました。
また、以前書いたようにトランジスタのフットプリントの幅が狭く、はんだがブリッジしてしまい、最初にはんだ付けしたものは修正しているうちにどうやらTrを破壊してしまったようです。
改めて2枚めをはんだ付けして無事動作しました。
部品を交換して定数を変更したり、測定用のプローブを当てやすいように製作しました。
ノコギリ波を入力した場合の波形
Resonanceをうまく調整すると発振波形が重畳します。
サイン波を入力した場合の波形
サイン波を入力してもCutoff/Resonanceを調整するとかなり歪な波形が出力されます。
DC電位の測定
LTSpiceの「Place .op Data Label」機能(配線の上で右クリックで出てくるメニューで選択)で、無信号時のDC電位を表示しました。
実際の回路でテスタを使ってGNDからの電位を測定したものです。
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