Antilog-MMはPNPとNPNを使ったアンチログ回路で、Mini Moogでも使われているタイプです。NPNトランジスタの差動ペアを使ったAntilog-NPNO と比較すると部品数が少なく済みます。
外観
シミュレーション回路図
変換の比率を決めるトリムの値(R3:R4)を.paramで変化させてDC解析します。
DC解析 出力電圧
縦軸は対数軸です。直線ならば指数変換されていることになります。若干上側に湾曲しています。
テスト用配線
少しややこしいですが負荷抵抗RLにVCC→Outに向かって電流が流れます。RLに流れる電流によってOutの電位(オシロの入力)が電圧降下します。
入力信号は菊水MODEL459から三角波を最大レベルで出力しました。+12V~-8Vの波形になっています。
オシロはAnalog Discovery 2のScope機能です。
入出力を観測
Analog-NPNO比較すると指数変換の精度は劣りますが、VCFのカットオフ周波数を制御するために使うならこの程度でも十分かもしれません。
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