カットオフ周波数を決めるCcを0.001uF、0.01uF、0.1uFにしてパラメータ解析しました。
シミュレーション回路図
入出力
周波数特性
Ccの容量が上がるとカットオフ周波数が下がります。30Hz以下の低域の減衰はACカップリングによるものです。
帰還電流
一番下のペインのI(R10)は帰還電流です。帰還電流は高域になるほど多くなっています。
真ん中のペインのIe(Q1)はQ1のエミッタ電流です。帰還電流によってコントロールされ、逆に高域になるほど電流が小さくなっています。
一番上のペインのI(R5)は帰還電流とQ1のエミッタ電流が合流したものです。
負帰還に入っている回路
負帰還に入っている回路を抜き出しました。この回路によって負帰還の周波数特性が決まります。
周波数特性
低域のカットオフ周波数fc1は
fc1 = 1 / (2 * π * C1 * R1) ≒ 133Hz
高域のカットオフ周波数は
fc2 = (R1 + R2 + R3) / (2 * π * C1 * R1 * (R2 + R3)) ≒ 531Hz
fc2はシミュレーションではもう少し低い周波数(506Hz付近)になっています。
0 件のコメント:
コメントを投稿