2018年10月11日木曜日

Nucleo DCO 出力部(LPF)のテスト

NucleoのDAC出力に、ブレッドボードで組んでいる出力部(LPF)をつないでテストしました。

出力部回路図

入力のACカップリングの時定数τ1、出力のACカップリングの時定数τ2(無負荷時)は

τ1 = 1uF * 100kΩ = 0.1s
τ2 = 100uF * 10kΩ = 1s

です。

配線図

電源は単3x6の9Vです。出力部ではTLE2426で仮想GNDを作って±4.5Vとしています。

Nucleo Boardの電源も同じ電源からとったのですが、電源電圧が変動して出力波形が崩れるので、470uFのOSコンをVCCとVEEの間に入れました。

オシロで測定


電源電圧: 7.58V
電源電流: 260mA~280mA (自作電流計)

1kHz波形


サイン波@1kHz

ch1:IN ch2:OUT

LPFを通すと波形のガタガタがとれています。FFTしてスペクトルを見ました。

FFT (IN)

FFT (OUT)

サンプリング周波数62.5kHzの折返しのエイリアスがとれています。62.5kHz以下に出ていたピークもなくなっています。

三角波@1kHz

ch1:IN ch2:OUT

のこぎり波(上昇)@1kHz

ch1:IN ch2:OUT

のこぎり波(下降)@1kHz

ch1:IN ch2:OUT

矩形波@1kHz

ch1:IN ch2:OUT

ノイズ

ch1:IN ch2:OUT

10kHz波形


サイン波@10kHz

ch1:IN ch2:OUT

DACの出力のままだとサイン波だかなんだかわからない波形ですが、LPFを通すとサイン波っぽくなっています。

FFTしてスペクトルを見ました。

FFT (IN)

FFT (OUT)

50kHz付近にピークが残っていますが、高周波数では良好です。(~500kHz)

三角波@10kHz

ch1:IN ch2:OUT

のこぎり波(上昇)@10kHz

ch1:IN ch2:OUT

のこぎり波(下降)@10kHz

ch1:IN ch2:OUT

矩形波@10kHz

ch1:IN ch2:OUT

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