2019年5月8日水曜日

TDA1543とTDA1543Aの違い(I2SとJapanese Format)

I2SのDACとして実験するのにTDA1543は便利です。ブレッドボードで使いやすいDIPパッケージで、電源も5Vで使えます。

I2Sの実験用にAliExpressで安く出ていたので買ってみたのですが、「TDA1543」ではなく、A付きの「TDA1543A」でした。

最初パチもんをつかまされたかと思いました。「A」がつくかつかないかでデータ転送のフォーマットが違うそうです。

TDA1543

TDA1543A

TDA1543はPSoC 5LPで使ったことがあるので検証しました。

検証用のPSoC 5LPのプロジェクト
https://github.com/ryood/TDA1543A

ブレッドボード配線図

出力波形


TDA1543

ch1:AOR ch2:AOL

サイン波の波形が歪んでいるのは抵抗1本でI-V変換しているためです。ガタガタは16bit/48kHzのD-A変換のためです。

TDA1543A

ch1:AOR ch2:AOL

無印と「A」付きは、ピンはコンパチですが、差し替えると波形がグチャグチャです。

データーシートを見ると

TDA1543 (I2S)

TDA1543A (Japanese format)

比べるとWSがL/Hするのと、DATAの頭と尻尾のタイミングが違っています。

自前でハードウェアを作るとか、コーディングするとかしないと「A」付きは難しそうです。

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