シミュレーション回路図
過渡解析
Cf=C1=C2、Rf=R4=R5とすると、発振周波数は
1 / (2 * π * Cf * Rf)
Rf = 1kΩのとき 1 / (2 * π * 0.47uF * 1k) ≒ 338.8Hz
Rf = 5kΩのとき 1 / (2 * π * 0.47uF * 5k) ≒ 67.76Hz
Rf = 10kΩのとき 1 / (2 * π * 0.47uF * 10k) ≒ 33.88Hz
ブレッドボード配線図
シミレーション回路図のRfには10kΩ/Aの二連可変抵抗を使った。
発振条件は利得が約3倍のときで、
1 + (R3 / R1) ≒ 3
となるように調整しやすくするために、R1は2.2kΩのRと5kΩのトリムPOTを直列にした。
発振周波数を決める10kΩの2連POTを回しながら測定してみた。
電源電圧: +2.50V / -2.50V
5kΩトリム: 2.68kΩ
2連POT左いっぱい
周波数:34.97Hz
Vp-p: 2.300V
Vrms: 811.8mV
100Hzに調整
周波数:100.3Hz
Vp-p: 1.920V
Vrms: 671.5mV
発振ギリギリ
右に回しすぎると発振しなくなるので、ギリギリ発振するあたり。
周波数:188.1Hz
Vp-p: 1.380V
Vrms: 474.6mV
WaveSpectraで歪率を見る。
THD: 0.41020%
THD+N: 1.12542%
歪率は1%以下で、かんたんな回路なのになかなか。
比較のため自作の「オーディオ用DACを使ったファンクションジェネレータ」の出力波形をWaveSpectraで測定。(4次バターワースLPFを通して出力)
THD: 0.02836%
THD+N: 0.03635%
メモ:
オシロのプローブを2本とも出力点に当てないと発振しない場合があった。
振幅制限をダイオード2本で行っているが、他にもバリエーションがある。AGC(Auto Gain Control)など。←ちゃんと調べていない。
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