PT2399 Echoの2台目を製作しました。
いつもはダイソーのクリップボードをカットして利用してますが、ポリカーボネート製のものが入手困難となったため、今回は透明アクリルをパネルに使ってみました。ラックにマウントしたとき中の様子が見られて実験用には便利だと思います。
回路図
EffectのMIX時のACカップリングを除去
回路図上側のMIX回路は+2.5Vのバイアスをかけており、PT2399の入出力も+2.5Vのバイアスがかかっているため、ACカップリング用のC8をバイパスしました。パルス波を入力してC8を入れた場合とバイパスした場合の応答を観測しました。
C8(1uF)を入れた場合
C1:IN C2:C8とR15の間
C8をバイパスした場合
C1:IN C2:C8とR15の間
C8を入れた場合、応答に微分波形が現れています。C8を入れても問題はないので雰囲気で決めて良いかもしれません。
Inv Outの利得を修正
1台目の定数ではInv Out(エフェクト音のみ位相を反転して原音とMIX)のエフェクト音の利得が小さくなっていました。恥ずかしながら計算で値を求める方法がわからないので、カット&トライで反転、非反転のレベルが同じになるように調整しました。
FX_OUT端子に信号を入力してエフェクト音の利得のみを比較しています。
OUT(非反転出力)
C1:FX_OUT C2:OUT
INV OUT(反転出力) R4=47k(1号機の定数)
C1:FX_OUT C2:INV_OUT
INV OUT(反転出力) R4=150k
C1:FX_OUT C2:INV_OUT
R4=150kでOUT、INV_OUTが同じ利得になるようです。R4=150kでパルス波を入力して出力を観測しました。
OUT R4=150k
C1:IN C2:OUT
INV_OUT R4=150k
C1:IN C2:INV_OUT
一発目の原音は同位相で、以降の遅延がかかったエフェクト音が逆位相で同じ程度の振幅になっています。
AliExpress購入のPT2399互換品
秋月で購入したPTCのPT2399とAliExpressで購入した互換品と思われるPT2399です。刻印がそれぞれPTC、HLFとなっています。同じパラメータでICを入れ替えて出力を比較しました。
PTC
C1:IN C2:OUT
HLF
C1:IN C2:OUT
Delay時間が多少異なるようですが、十分代替できるのではないでしょうか。
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