2022年2月7日月曜日

FV-1 WET/DRY回路を接続

FV-1テスト用基板WET/DRY基板を接続して入出力のようすを見てみました。

FV-1のPrg#5は「Test」となっています。音出ししてみると特にエフェクトがかかっている様子はありません。おそらくADC→DSP→DACの経路をたどり、DSPは無処理で通過しているものと思われます。

自分でプログラムしてEEROMに書き込めばよいのですが、まだFV-1でEEPROMからプログラムを読み出したり、EEPROMに書き込む環境を整えていません。

周波数特性 FV-1テスト基板 Prg#5 


Analog Discovery 2のNetwork機能で、1Vppの設定でFV-1テスト基板のIN-OUT周波数特性を測定しました。2Vppにすると低域(100Hz以下)でクリップするようです。


位相が乱れているように見えますが、デジタル処理の遅延のようです。180°以上遅れると進み位相に見えるのでグラフがギザギザしていますが、どんどん位相が遅れている結果です。同じ遅延時間なら周波数が高くなるほど位相角が大きくなります。

FV-1のデータシートで「ADC-DAC HF response (-3dB)」14.5kHz/Min、15.5kHz/Maxとある通り、15kHz以上の帯域はばっさり切られています。

100Hz以下で周波数特性のグラフが乱れていますが、低域ではFV-1テスト基板の出力がかなり歪むようで、これが原因だと思います。

周波数特性 FV-1テスト基板 + WET/DRY基板 Prg#5


FV-1テスト基板とWET/DRY基板を接続し、WET/DRY基板のIN-OUT周波数特性を測定しました。こちらは6Vpp入力の設定です。WET/DRY基板のIN Level最大。WET最大。


周波数特性のグラフが少し乱れています。原因を探る必要がありそうです。

音出し


ERK01の出力をFV-1に入れて音出ししてみました。1ch分しか作っていないので、今回はモノラルのエフェクトとなります。

すべてDRY→WETに変化させています。


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