ノコギリ波発生回路
ノコギリ波発生回路まではんだ付けしたところ
回路図 Page3
Page3がノコギリ波発生回路です。Q3がオフのときは、定電流源のI_SINKより電流が流れ出しC8に電荷が蓄えられます。
Q = it
なので、電流iが一定なら電荷Qは時間tに比例します。また、
Q = CV
V = Q / C
なので電圧Vは電荷Qに比例します。したがって、電流iが一定ならば電圧Vは時間tに比例し、C8の下側の電位は時間とともに直線的に低下していきます。
U2Aのコンパレータが閾値を超えるとQ3をオンにしてC8から急峻に電荷を抜き、C8の下側の電位は+5Vに戻ります。
U2Bは出力振幅が-5V~+5Vとなるようにするアンプです。バッファとしての役割も兼ねています。
C8は安定性が求められるのでポリプロピレンを使いまいした。他の素材のフィルムコンデンサに比べると大型になりますが、0.01uF程度ならいずれも小型です。
回路図に誤りがあり、SyncInが使えません。R23、J10のSyncinは実装していません。
ノコギリ波発生回路の調整
調整のようす
ノコギリ波のみとなりますが、実際に波形を出力できるので調律を行います。今回はCOARSE_SWが3(真ん中)、CVが+1Vのとき220Hzとなるようにしました。
FINE(RV2)を中点に合わせ、COARSE_SW(J8)のPIN3とPIN6(COM)を短絡しておきます。
CVに+1Vを入力。
出力が220HzとなるようにINPUT_ADJ(RV3)を回す。※INPUT_ADJ低い場合発振しない。
CVに0Vを入力
出力が110HzとなるようにSCALE(RV4)を回す。
CVに+3Vを入力。
出力が880HzとなるようにRV7を回す。
CVに+1Vを入力。
COARSE_SWの接続を切り替えて55Hz、110Hz、220Hz…となるようにRV1を回す。
CV=+1V → 220Hz
CV=0V → 110Hz
CV=+3V → 880Hz
メモ
SincInの回路図が間違っているので修正する。SyncInはU2Aの反転端子に接続。コンパレータの閾値電位を変化させるもの。
LineFMは指数変換回路に含める。
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