パネル取り付け
ポリカーボネートを加工したパネルに取り付けました。穴あけにはアクリル専用ドリルビットを利用しています。ポリカーボネートでもバリがあまり出ず、鉄工用ドリルよりきれいに穿孔できます。割れてしまう心配も少ないです。穴径の調整には樹脂用リーマを使用。
アクリルドリルビット(アクリサンデー)と樹脂用リーマ(エーモン)
加工したポリカーボネート板(参考)
基板に取り付けたPOTの径はM7ですが、パネルはΦ8で穴を開けています。ピッタリのΦ7だと複数あるPOTの取付誤差や穴あけの誤差によりうまくはまらないことが多く、経験的にΦ8がおすすめです。
ロータリースイッチはAliExpressで販売されている基板取り付け型のものを使いました。小型で非常に安価です。5極のものは端子順が少々変則的なので「ジャック/プラグのピンアウト」に記載しました。
熱結合
指数変換回路のトランジスタペアと温度補償抵抗を熱結合しました。私は熱結合にコニシクイック5というエポキシ接着剤を使っています。硬化時間により種類がありますが、クイック5はある程度粘性があり、盛ったときに垂れてしまわないのでちょうど良いと思います。
調律後の出力周波数
CVに0V~+5Vの電圧を入力し出力周波数と制御電流を測定しました。制御電流は回路図Page2のJP2(TP_I_SINK)の端子間に流れる電流を測定しました。電流出力回路なのでテスタの内部インピーダンスによる影響は少ないですが、測定中は出力周波数が多少狂うので別々に測定しています。Coarse=3。
CV(V) | OUT(Hz) | Isink(uA) |
---|---|---|
0 | 110 | 5 |
0.5 | 156 | |
1 | 220 | 10 |
1.5 | 311 | |
2 | 440 | 20 |
2.5 | 622 | |
3 | 880 | 39.9 |
3.5 | 1245 | |
4 | 1759 | 79.9 |
4.5 | 2484 | |
5 | 3510 | 159.8 |
オクターブ切り替えスイッチ
オクターブを切り替えて出力周波数を測定しました。CV=1V。
Coarse | Out(Hz) |
---|---|
1 | 55 |
2 | 110 |
3 | 220 |
4 | 439 |
5 | 874 |
オクターブ切り替えは高域になると多少ズレるようです。
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