どちらもデジタル・エコーに分類されるがPT2399の方はアナログっぽい音が出る。
BlackfinはCQ出版から出ている本に付属していたプログラムをそのまま使った。AD変換後DSPで遅延処理をかけてDA変換して出力するという動作としては単純なもの。
Blackfin IFX-49
PT2399の方はIC本体でデジタル処理で遅延させるがそこそこの量のアナログ素子を外付けする。
PT2399のData Sheetのアプリケーション例
共立のキットは基本的には上記の回路に入出力回路を入れたりWet/Dryコントロールできるように拡張されている。
インパルス応答
自作の矩形波だけのファンクションジェネレータで疑似インパルス波形を出力して応答を見てみた。
PT2399
Blackfin IFX-49
PT2399 Delay:最小 Repeat:最大 Wet:最大
ch1:入力 ch2:出力
Blackfin
Blackfinの方はパラメーターが固定なのでだいたいこれと同じぐらいになるようにPT2399のパラメーターを設定した。Blackfinの方はいかにもデジタル処理しました!という感じの残響なのに対して、PT2399の方は相当アナログチックな波形だ。
PT2399の出音
ステップ応答
PT2399
Blackfin
Blackfinの方もAC結合されているので徐々にGNDに収束している。PT2399の方はかなり派手に振動している。
1kHz ノコギリ波
応答波形を見るとフィルターとして働いていそうなので自作のオーディオ用DACを使ったファンクションジェネレータで1kHzノコギリ波を出力して応答を見てみた。
PT2399
Blackfin
Blackfinの方は普通にADC、DACを通過した感じで波形のエッジで振動が出ている程度だが、PT2399はなんだか気色悪い波形になった。
まとめ
PT2399エコーは単純なデジタル・エコーとは全く異なる応答をするようだ。
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