前回の「WaveGeneとWaveSpectraで周波数特性の測定」(http://dad8893.blogspot.jp/2015/01/wavegenewavespectra.html)
ではLINE出力に何もつながずにオープンで測定したが、今回はヘッドホン出力にRを負荷としてつないで測定した
レファレンスに使っているヘッドホンはSony MDR-CD900STで公称インピーダンスは63Ωなので負荷のRは68Ωにして測定
1kHzサイン波
ループバック
THD: 0.02139%オーディオインターフェイス(TASCAM US-144MKII)の入力と出力を直結して測定
THD+N: 0.04508%
Mixerのヘッドホン出力(ACアダプター駆動)
THD: 0.02202%ループバックの時と1kHzの基本波の信号レベルができるだけ同じになるように(-25.94dB)ヘッドホン出力のボリュームを調整した
THD+N: 0.05594%
THD(全高調波歪)は約0.0006ポイント増でほとんど誤差みたいなものだ
THD+N(全高調波歪+ノイズ)で約0.01ポイントで若干ノイズが増えているようだ
また、40kHzのちょっと上に謎のノイズが現れている
ループバック時は目立って大きいわけではないので折り返し雑音みたいなデジタル由来のものではないと思う
あんまり良い測定環境ではないのでどこで40kHzちょっと上のノイズが発生しているのかよくわからない(@@;
ループバック時は自作の15cmの6φケーブルを使ったフォン―フォンケーブルで直結
測定時は負荷のRをブレッドボード上に組んでケーブルも合計1m以上引き回している
↑ブレッドボード周りで使ったもの
まあでも40kHz越えとかおっさんの耳には聞こえない周波数だし(ガキでも聞こえないが)いいか(^q^;
Mixerのヘッドホン出力(電池駆動)
THD: 0.02115%予想に反して可聴帯域ではACアダプター駆動でも電池駆動でもほとんど変わらん(^q^;
THD: 0.05276%
使っているACアダプターは1000円もしないサイズの小さなものだし、特にノイズ対策もしていない
電源の安定化すらしていない
使ったACアダプター
唯一、ACアダプターから両電源を作るためにレールスプリッタ―のTLE2426を使って、ここで100uFの電解コンデンサーとTLE2426のノイズリダクション端子に1uFのフィルムコンデンサーをつないでいる
Mixerの電源ACアダプタ計画 (2)(http://dad8893.blogspot.jp/2014/09/mixerac_15.html)
これが案外効いてたりするのかも?
周波数特性
ループバック
Mixerのヘッドホン出力(ACアダプター駆動)
Mixerのヘッドホン出力(電池駆動)
「WaveGeneとWaveSpectraで周波数特性の測定」(http://dad8893.blogspot.jp/2015/01/wavegenewavespectra.html)
で、出力をオープンにして測定したときは差がなかったが、68Ωの負荷で測定すると結構ハイ落ちしている
回路には、入力で10uFの両極性の電解コンデンサーでACカップリングしているのでHPF的なものはあるがLPF的な要素はない
負荷をつなぐと出力電圧が下がるのでそれにあわせて増幅率を上げたりしているので
この辺が影響してるのかな?
まあ、そんなもんだということで気が向いたらオーディオ回路についても調べてみたいと思います
Mixerは半年以上常用してますが(常時ON)特に問題なく動いています(^q^/
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