2017年5月8日月曜日

Tube Screamerの入力段をシミュレーションしてみる。

OverDriveで定番なエフェクタを調べてみると、

BOSS OD-1
IBANEZ Tube Sreamer
Pro Co RAT

あたりなのかと思った。私がギターを練習していた頃にはすでにマルチ・エフェクタがあって詳しいエフェクタの種類は知らなかったのでなかなかおもしろいです。

で、TubeScreamerのシミュレーション(参考「Tube Screamer 808をシミュレーションしてみる。」)


ブレッドボードで回路図の上側を作って実験してみたところ、歪みすぎてどうにもおかしい。シミュレーションした回路をよく見ると入力のV1が20mVになっている。

ギター用のエフェクタなのでこれぐらいの電圧でシミュレーションしていた。

音が大きすぎたら減圧すればいいんだが、入力段で減圧しすぎるとノイズの問題が出てきそうなので、一度入力段を調べてみることにした。

シミュレーション回路図


<追記:2017.05.10>

↑このシミュレーション回路図のQ1のコレクタが「9V」になっていました。電源の「VCC」につながないといけないので以下のシミュレーション結果はおかしいと思います。

LTSpiceでNetlistを見ても、「9V」は指定されていなくて、おそらくコレクタが「GND」につながっていることになってシミュレーションされているのだと思います。(←憶測)

</追記>

過渡解析


ここの回路は±50mVp-pで入力して出力は±25mVp-p程度で出力されている。

あんまりよくわかっていないんだが、この回路はQ1のコレクタ接地回路(エミッタフォロワ)なんだろうか。

AC解析

AC解析を見るとQ1のTrに入る前で低域の減衰がある。C1の値を上げれば低域の減衰は押さえそられそうだが。

メモ:


TubeScreamerの特性を再現するのは目的ではないので、ACカップリングとバッファ回路で置き換えられるかな。

いやでもTr1本でバッファが作れるならそれにこしたことはない。なんか闇が深そう(^q^;

<追記:2017.05.13>

Lavelを変更してシミュレーションし直しました。

「9V」というLavelを付けた場合、単にLavelを付けただけでオープンとして扱われるようです。

Q1のコレクタに「9V」とラベルを付けた場合の過渡解析


一番上のグラフが「9V」の電位です。(GNDレベルではない)


Q1のコレクタをVCCに接続

シミュレーション回路図

過渡解析

AC解析

</追記>

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