定電流源を使ったエミッタフォロワの実験
シミュレーション回路図
実験で出力がクリップしやすくなるように負荷抵抗RLは200Ωにした。
ブレッドボード配線図
入出力
シミュレーション
入力V(in)が2Vp-pの場合は出力V(out)はクリップせず、入力が4Vp-pの場合は出力は負側が約-1.5Vでクリップしている。
実験 入力2Vp-p
ch1:入力 ch2:出力
実験 入力4Vp-p
ch1:入力 ch2:出力
シミュレーションどおり、入力が4Vp-pの場合、出力は負側が約-1.5Vでクリップしている。
Q1のエミッタ電位
電源電圧が9Vなのでエミッタフォロワ本体のQ1の動作点を中点の4.5Vに設定している。
出力がクリップしないように入力は2Vp-pで実験。
シミュレーション
Q1のエミッタ電位V(ve)は約4.2Vになっている。
実験
ch1:入力 ch2:Q1のエミッタ電位
Q1のエミッタ電位は4.126Vになっている。
エミッタ電流
エミッタ電流は約10mAに設定している。
シミュレーション
V(ve2)はQ2のエミッタ電位で約1.15V。エミッタ電流はI(R5)は約7.66mA。
1.15V / 150Ω = 7.67mA
実験 Q2のエミッタ電位
Q2のエミッタ電位は実験では1.098Vになっている。
1.098V / 150Ω = 7.32mA
電源電流
電流はかんたんにはオシロで計測できないので、電源VCCに100Ωのシャント抵抗R7を入れて両端の電圧を測定した。
シミュレーション回路図
シミュレーション結果
R7に流れている電源電流は、中心値が約7.5mAで、振幅は3mA~11.5mA程度。
実験
中心値は710.2mVで、7.1mA。振幅は約632mV~約788mVなので、6mA~8mA程度の振幅になる。
振幅が小さいのはデカップリングコンデンサの影響かな?(シミュレーションではデカップリングコンデンサを入れていない)
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