2015年3月24日火曜日

ファンクションジェネレーターの検証 続き

もうちょっと考えてみた

AVRとDAC

SPIの12bitDACを使って48,000Hzのサンプリングレートで波形を生成しようと思うと
DACとの通信は1サンプル送るのに16bitかかるので最低でも
48kHz * 16 = 768kHz
で処理しなければならない

電源電圧と水晶を節約して8MHz駆動させると10clock程度、
16MHz駆動でも20Clock程度しかとれないので、表示系や入力系のことを考えるとかなりカツカツだ

<追記>↑あ、いやそんなことないか</追記>

しかもデジタル出力のガタガタをとるために出力にフィルターをまじめに設計して入れないといけない

出力波形をGNDを中心に正負に振れるようにしようとすると仮想GNDで両電源にする必要もありそうだ

→純粋な単電源でGNDを波形の中心に持ってくる方法ってあるんだろうか?

AVRのリソースとケースのサイズから考えてなかなか難しい気がしてきた

今までの経験から考えて設計途中でどっか破たんしそう(^q^;

XR-2206

DATASHEETを読んでみたが、サイン波の歪率が0.5%と結構でかい

しかも動作電圧が+10V~

選択している周波数と波形の表示用に結局マイコンを使う必要がある

昔のアナログ機器みたいにダイヤルで数値を読み取れるようにしようとすると
部品代にいくらかかるかわからない(^q^;

秋月のキット

秋月で「ファンクションジェネレーター miniDDS」(http://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-06897/
というのが売っている。完成品で4,700円

回路図を見てみるとATMega48を2個使って(波形生成用と入出力等その他の処理用)
波形出力は8bitのデジタル出力とRを組み合わせて8bit DACを構成しているようだ(たぶん)

出力段でLC LPF(3次かな?)を通して出力している

<追記:2015.03.26>
Elliptic Bandstopという回路らしいです(http://cp.literature.agilent.com/litweb/pdf/genesys200801/syn/filter_types/ellipticbandstop.htm

LTSpiceのシミュレーション



</追記>

機能と部品代を考えるとめちゃくちゃ安いが、
スペック的にはPCのオーディオインターフェイス+WeveGeneや
タブレットとファンクションジェネレータのアプリを使ったほうが上だと思う

わざわざ買うほどのものかという気がする

もうちょっと奮発してAnalog Discovery(http://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-07738/)を買ったほうがあとくされなさそうだ(^q^;

というわけでタブレットのファンクションジェネレータを使いやすくするために
今回はステレオミニ・プラグとICクリップで専用のケーブルを作ることでお茶を濁すことにした(^q^;



使ってるアプリはFunction Gen(Keuwl)

WeveSpectraで出力波形をそのままとってみた


THD 0.02562%
THD+N 0.03043%

なぜだかたまに音が出なくなる時があって困るが、気軽に使うにはこれで十分かな

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