2015年3月24日火曜日

タブレットのファンクションジェネレータの問題点

余力があったのでVCVSフィルターの特性をとって見ようと思ったが
結構ひどい問題が発覚

AndoroidアプリのFunction Genで1kHzのサイン波を生成
さっき作ったケーブルから出力してオシロで計測


WaveSpectraで見たときはわからなかったがオシロで見ると高周波ノイズが乗って
線がぶっとくなってしまった

最初意味がわからなかったが

オーディオインターフェイス(TASCAM US-144MKII 96kHz/24bit)からWaveGeneで
1kHzのサイン波を出力してオシロで計測


比較してみると明らかに差がある。

タブレット(ASUS ME173X)のヘッドホン出力にまともなLPFが入っていない気がする

なんで単体のファンクションジェネレータが欲しいかというと

オシロで波形を見ようとすると、オシロとオーディオインターフェイスと自作の可変安定化電源を
机の上に並べてしまうとほとんど作業スペースが取れないのであった(^q^;;;

オーディオインターフェイスを机の上に出さないで使えればいいので
勢いにまかせて専用ケーブルを作った


手持ちにあったステレオ・フォンプラグと4芯のシールドケーブル(1.5mぐらい)とICクリップで作ってやった(^q^/

TASCAM US-144MKIIは96kHz/24bitまで出せるので48,000Hz程度まで出力できるし
解像度は並のデジタル・ファンクションジェネレータをはるかに上回る

→192kHzのオーディオインターフェイスを使えば96kHzまで出力できる

WaveGeneで矩形波生成して2次VCVSフィルターを通して波形を見てみた

LTSpiceのシミュレーション


4kHzの矩形波の過渡解析



WaveGeneで出力(4kHz)



黄色が元波形、赤色がフィルターの出力

WaveGeneで出力(8kHz)


元波形にリップルが出てるが、もうめんどくさいしこれでいいや(^q^;

気が向いたらやりたいこと

タブレットのファンクションジェネレータの出力にLPFをかける

20kHzまでで制限できればタブレットのファンクションジェネレータも十分実用になると思う

特性を気にすると高次フィルターになると思うが、フィルターの設計のお勉強もかねて

タブレットの出力電圧が低いので(数100mV程度しか出ない)可変増幅回路と組み合わせて
余ってるケースに入れられるサイズに収められるかどうか

アナログのファンクションジェネレーターを作る

アナログの発振回路のお勉強もかねて

割り切れば出力波形の周波数や電圧はオシロで見ればいいので
デジタル回路のノイズと完全に隔離された可聴帯域のサイン波を出力するだけの
ファンクションジェネレーターだ

アナログ回路なら多少ズブズブと深みにはまっていってもいいかと思っている

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