TR-909とTR-808のKickの波形を見てみる。
実機は持っていないので、実機からそのままサンプリングしたというサンプリング集の波形を見てみた。
上側がTR-909、下側がTR-808。
口で言うとTR-808のKickはブン・ブン、TR-909のKickはドン・ドンという感じだ。波形を見ると808は50~60Hzのサイン波を対数カーブで減衰させている。対して909は元の波形がかなり歪んでいる上に時間と共に周波数が徐々に下がっているようだ。歪み方もマイナス側がかなり怪しい歪み方をしている。
TR-808のKickの回路図
全体
TR-808 Cloneを作成されている方がいるので参考になる。
https://www.dsl-man.de/display/DSO/Yocto+Schematics
TR-909の方はまだ、あまり調べていない。
TR-808のBassDrum回路を少しだけシミュレーション
Q39、Q40のあたりは「BD」というトリガーのパルス波と「ACCENT」というアナログ値で発振器を制御しているようだ。後段の回路を実験するためにもここの回路だけシミュレーションしてみた。
回路図
過渡解析
グラフの2段目のV(Accent)で0~5Vのリニアな電圧を加えてみた。V(trigger)とV(accent)が合わさってこの回路の出力信号は(Vout)のカーブになる。Trの特性で2.5V程度からAccent電圧を与えればリニアな感じになりそう。
メモ:
サイン波の振幅を可変するためには、Digi-PotやOTA+DACを使ったほうがマイコンから制御しやすそう。発振回路だけアナログ回路でとか。
TR-909のような周波数の変化もマイコン制御の方が面白いかなあ…
0 件のコメント:
コメントを投稿